母が亡くなり、やっと納骨も終わって、しみじみと振り返ってみると、夢みたいな 約半年。
仕事もやめ、毎日それなりのごはんを作り、夢遊病のように後片付けをして、音楽を聴きながら眠る。
あり得ない毎日の過ごし方。
母は遠くに旅行に行ったまま、行方がわからなくなっているのではないかと思ったり、次の日に目覚めたら、今までのことは悪い薬のせいで悪夢を見てるんじゃないかとか思ったり。
違う、全部ひっくり返ったまま、これはまことの生活なのだ。
捨てても捨ててもどんどん出てくるどうしようもない数の思い出とか、1人で食べる食事とか。
反転した世界で、私は生きていって、いつしかそれが当たり前になり、私がいなくなったとき、砂時計はまたひっくり返ってはじまりを告げるのだろうか。
心臓がいつも落ち着かない。
次の瞬間何をやっていたのか忘れる。
躰は確実に死に向かっていく。
この命はまだ、旅の途中。