FNN 03/12 20:26
縄文時代の女性の顔が、出土した人骨から取った遺伝情報をもとに復元された。
国立科学博物館が復元したのは、北海道の礼文島から出土した、およそ3,800年前の縄文人女性の顔。
40代から50代で瞳は茶色く、細い縮れ毛で、シミも多く見られる。
これまで縄文人の顔は、発掘された骨を土台に、現代人から推測して復元されていたが、今回は、骨から解析した全ての遺伝情報をもとに、初めて復元された。
およそ3800年前の縄文人の女性の顔が復元されました。
国立科学博物館などの研究チームが北海道・礼文島の船泊遺跡から出土した人の骨からDNAのゲノムを解析し、復元しました。遺伝子を調べたところ、瞳は茶色く、髪は細く縮れていて肌の色が濃くシミができやすい性質であることがわかりました。
復元された「顔」は、13日から国立科学博物館で一般公開されます。
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