説明しない部下 | 「だめんず部下攻略レシピ」

説明しない部下

こんにちは。
部下を通して自分を育てるあまのっちこと天野です

果物が美味しい季節になりましたね。
我が家にも今朝採れたてのなしが届き、早速いただきました。


美味しいものを美味しく食べられることに感謝です(#^^#)


さて、今日のだめんず部下攻略レシピは
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説明をしない部下
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部下のミスを指摘した際に
「どうしてこうなったの?」と
声を荒げることなく尋ねたら、、、、


「すみません、すみません、今度から気を付けます」と平謝り


そんなに私って怖く怒ってます?
恐れさせてる?と反省して

更にニッコリ笑顔を添えたりして
「そうじゃないんだけど、経緯を教えて」と言うが
やっぱり、


「すみません、今度からきちんと確認するようにします」


いや、次回からの改善を約束してくれるのはいいけど、
そうじゃなくて、、、、経緯が知りたいんだけど、、、

まあ、いいや。そんなに言うなら
面倒くさくなって、それ以上聞くことを諦めた。



そう言えば、この部下は遅刻をした時もそうだった。

来るなり、「すいません、すいません、今度から気を付けます」

反省も謝罪も必要だけれど、そうなった経緯が知りたい。
しかし、いつも経緯の話を聞こうとすると、遮断されてしまう。。。

・・・・・・・?

なんで?


小休憩をしている時に話をしてみた。


「ねえ、〇〇君、ちょっと聞いてもいいかな?」

「あ、はい」

「あの、ミスをした時に経緯を聞きたいと思って質問をしたら、
いつも謝罪するだけで経緯を話してくれないのはなぜ?」

「えっ、 あ、はい、、、えっと、、、
ミスしたのは僕ですし、、、その経緯ですか?、、、、
経緯って、言い訳になりますよね。。。。言い訳ってしていいんですか?」


「え、言い訳? 言い訳は良くないかもしれないけど、
私が聞いているのは経緯なんだけど」


「経緯と言い訳って違うんですか?」



こんなやり取りの後、部下に遅刻した経緯を聞くと、
2.3日前から目覚まし時計の調子が悪く、週末には買いに行こうと思っていた。
念のためと思い、携帯の目覚ましをかけたが、設定した時間を間違えていた。

翌朝、案の定、目覚ましは止まっていて、
携帯の目覚ましが鳴ったのも、出かける時間を過ぎてから、、、
慌てて準備して出勤した。

これが経緯


遅刻したのは時計が壊れてたからなんです。
これが言い訳。
表現の仕方、言い方で経緯の説明になるか言い訳になるかが変わる。


部下に、「ミスや失敗の説明をすることには抵抗がある?」と尋ねたら、


「はい、中学の時に部活の試合で負けた説明をして、そんなのは言い訳だと父にひどく叱られたことがある。それ以来、失敗の説明をしてはいけないと思っています」とのことだった


「次からは言い訳ではなく、経緯の説明をするようにしてみて」とリクエストをした。


私たちは、親の躾や経験から
いろんなことを学び、真摯に守ろうとする仕組みがある。


中には、もう賞味期限が過ぎたものや
ブームが過ぎ去ったものもあるにも関わらず、
捨てずに大事に大事に言いつけを守る。


私も幼い頃に「あの人嫌い」って言って親に叱られ、
それから、嫌いな人が居ても、言ってはいけない、
思ってはいけないと長年自分を諫めてきた。

人を嫌いになる自分は、人としてダメなんだと・・・


そんな制限が自分の自由さに制限をかけていた。



今日のレシピのおさらいです
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部下の説明力を上げる
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「おまえの話はわからん」とか
「ちゃんと説明して!」と脅しても説明力は上がりません。


説明ができない部下は
説明に対してマイナスなイメージを抱いていることもあります。


部下の言い訳と経緯説明の違いの認識を深め、
経緯や理由の説明力を上げるためにも
部下の話を聞く時間をしっかり持つことが必要です。


しっかり丁寧に人に話を聞いてもらう
この経験は私たちにもあまりないかもしれませんね。

相手の話をしっかり聴き込んで
本当は何を言いたいのか?


ここにも耳を傾けたいものです


今日もごきげんな一日をお過ごしくださいね
最後までお読みいただきありがとうございます。