書評「北方領土交渉」 | 仮面ノート

書評「北方領土交渉」

 面白いの一言である。もっと早く読めばよかった。
著者の評論などは比較的読んでいる方なので、
小説ということで読むのが遅れてしまった。後悔である。


 北方領土交渉をめぐる水面下のやりとり、外務官僚の動きなど
大変勉強になる一冊である。少なくとも1990年代以降の
北方領土問題を巡る基本書といっても言い過ぎではない。


 著者はこの本が「小説」であることを強調するが、
そんなこと誰も信じないだろう(笑)。名前以外は!!!