首相動静 2010年11月13日(土)
APECの首脳会合が始まる。
本日、中国、ロシアの首脳と日本の菅首相との会合がもたれる。
各国首脳ともこれといって特異な発言はなく、
それぞれの国のおかれた立場に沿った主張が出た程度だった。
しかし、注目したいのは中ロ首脳と対峙する菅首相の表情と動作である。
テレビやネットのニュースで見る菅首相の表情はどこかうつろで
覇気がまったく感じられないものになっている。
そしてさらに注目したいのは、会談冒頭に行われる首脳同士が
握手する写真である。菅首相の手をみていただきたい。
相手の手をがっちりとは握らず、相手の人差し指から小指の
4本にかけて握るだけの握手なのである。
握手のテレビニュースで見ても、報道機関のサイトを
見ても同じである。
あの握手の仕方はあまりに表面的で欧米人が嫌うものである。
中国の胡主席にしても国際舞台には慣れている人だから、
ああいう握手を通じて相手がどういう状態にいるか、
どう攻勢をかけてくるか、を読み取ることはお手の物だろう。
菅首相はいつもああいう握手をするのだろうか。
たかが握手ではあるが、そこから読み取れるもの、
見透かされるものは大きいはずである。
この人は意外と精神面の状態が表情や動作に露骨に表れる人
なのかもしれない。
それだけで指導者としては失格である。