演出もすごく面白くて、
二幕から三幕へ舞台上で着替えをし、
セットに白い布をかけるだけで、
雰囲気をガラリと変えた事に驚きました。


それに幕切れが印象的で。
以前、すべてヴィオレッタが望んだ夢と言う解釈も出来ると言うのを読んだ事があるのですが、
それを現したかのようでした。
原題の「ラ・トラヴィアータ」は「道を踏み外した女」と言う意味で、
それからすると内容的にこの解釈もありなんでしょうね。

日本だと「椿姫」で知られているので、

夢だとしてしまうと哀しい感じが強くなってしまう気がします。

でもついついアルフレードの父親ジェルモンに腹立たしく思ってしまうんですよね。

しかし歌だけだと二幕目は本当に美しい。

ジェルモン役のローラン・ナウリは素晴らしかったです。

アルフレード役のマシュー・ポレンザーニに明るく響く声が綺麗でした。


同じオペラでも演出家はもちろん、歌手によっても全然違うので、
これまた発祥時期がほぼ同じ歌舞伎と一緒で面白いです。

ただ値段もありますが、
こんな素晴らしいオペラで空席が目立っていたのが、
もったいないと思いました。