欧州では、科学、経済、政治に加え、歴史、哲学・・・といった
役にたたない学問の習得も重視しています。
一分野のみでなく、他分野の学問を組み合わせていくことを教養とも言えます。
日本もそうですが、フランスや韓国も、独自の言語を持っています。
言葉がわからなくても、
その国を理解するには「映画」が手助けしてくれます。
韓国を代表する映画監督と聞かれれば、
迷わずホン・サンスの名前を挙げる人もいるでしょう。
登場人物はたいてい韓国人で、舞台もだいたい韓国です。
男は、揃いも揃ってダメ人間が登場します。
そして女は優秀なのに、男のダメさを見抜けず。。。。
悲観することもない代わりに、楽観的な希望もなく、男と女はひたすらすれ違います。
互いに波長が合うと信じてつきあう男女も、結局は同じ思考のレールを歩いていません。
ホン・サンス作品には、フランスを代表する女優イザベル・ユペールを主演に迎え、
韓国の海辺の田舎町で女主人公による映画「3人のアンヌ」があります。
また、「ハハハ」では、韓国語の「ハ(=夏)」の連韻と笑い声のダブルネーミングで、
2人の男が酒を交わしながら、夏のバカンスについての記憶を1エピソードごと
交互に語り合う、フレンチばりの恋愛映画。
いい年をした大人の男と女。
永遠にすれ違い続け交じり合う事はありません。
また、南の港町トンヨンでの食堂料理を知ることができます。
もし週末に10本の映画から、貴方好みの映画に出会えたら、
新たなスタートがきれるかもしれません。
破滅と再生。
今から起こすイノベーションのヒントを学んでみましょう。
① 3人のアンヌ
② ハハハ
③ めぐりあう日
④ ラビング 愛という名のふたり
⑤ オリーブの樹は呼んでいる
⑥ ブランカとギター弾き
⑦ モン・ロワ
⑧ 僕と世界の方程式
⑨ わたしは、ダニエル・ブレイク
⑩ ヴィオレット─ある作家の肖像─
「温故知新」で、映画からも、少し新たな知識を取りいれて、
人生のボーナスステージで、いばらの道も、美しい薔薇の散策路にし、
「人生という名の旅」を楽しんで行きましょう。
(ストロベリームーン)