景観の色・街の看板の色：福岡編
に関する情報です。
出所：福岡色彩文化研究会
福岡色彩文化研究会から、今年最後のリサーチ報告です。
今回は景観の色彩をテーマに看板の色をリサーチしました。
12月28日（火） ＰＭ2：00～
対象地区：福岡市中央区薬院 西鉄薬院駅周辺（商業地区）
対象物 ：外看板（ビルや電柱等に設置してある看板）
対象数 ：52
1位 赤
2位 青
3位 白＆黒
4位 オレンジ
5位 黄色・グリーン
圧倒的に「赤」が多くみられました。
「赤」はファストフード、ガソリンスタンド、学習塾等。
「青」は大手の企業、銀行
「オレンジ」はコンビニ、飲食、
「グリーン」は薬局、病院
絶対ではありませんが、業種別に使用色が違っていました。
また看板を見る側も、文字が読めない距離でも
色でおおよその業種を判断しているので、
ある程度の業種による色の偏りは、ある種の安心感を与えると
予測されます。
この他、「美容室」「カフェ」等の看板は「ベージュ」「茶」が多くみられました。
ＰＣＣＳで色再現をすると、
「赤」 Ｖ２
「青」Ｖ１７
「オレンジ」Ｖ５
「黄色」 Ｖ８
「グリーン」Ｖ１３
「ベージュ」ＯｆｆＮ－１３
「茶」ｄｋｇ４
色は何気なく使われているようで、私達が生活をスムーズに送れる様に、
手助けをしてくれているのですね。
来年も様々な角度から福岡を拠点にして、九州各県の
カラーリサーチを報告していきたいと思います。
色彩総合研究所 色楽（しきらく）
九州造形短期大学非常勤講師
福岡色彩文化研究会主宰 桑野優子