景観の色彩・福岡の人気スポットの色
に関する情報です。
出所:福岡色彩文化研究会
九州新幹線全線開通を目前に、九州の玄関口である福岡市は観光都市として、
にわかに活気づいてきています。
今回は10数年前から人気スポットとなり、今でもその人気が衰えない
福岡市中央区にある「浄水通り」について、
色彩という観点からリサーチを実施いたしました。
その第一弾として、通り全体の共通の色彩は?
この通りは福岡の都心部、商業地区から電車で一駅、バスなら10分程度の場所に
ありながら、住宅や緑地、動物園、植物園、教会に囲まれ、
閑静な住宅街の様相も持ちつつ、商業スペースも機能しています。
平日は子育て中の若いママや、アダルトなマダム、
休日はカップルや家族連れで静かな賑わいを見せています。
緑豊かなこの通りの建物の色彩は、イエロー系が多く見られました。
PCCSで表示すると、sf8,lt8,p8 となります。
この色に対してサブカラーとなるのは
dkg2,dk6,dk4,dk2
自然の色にマッチする暖色系が通りを穏やかで温かい雰囲気に
演出しています。
商業地区から、少し足を伸ばすと出逢えるこの通りの
ナチュラル感が人気の理由では?
色彩総合研究所 色楽(しきらく)
九州造形短期大学非常勤講師
福岡色彩文化研究会主宰 桑野優子