教科書のカラーユニバーサルデザイン
のご紹介です。
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カラーユニバーサルデザインという言葉をご存知ですか?
人間の色の感じ方は一様ではありません。遺伝子のタイプの違いやさまざまな目の疾患によって色の見え方が一般の人と異なる人が、合計すると日本に500万人以上存在します。こうした多様な色覚を持つさまざまな人に配慮して、なるべく全ての人に情報がきちんと伝わるように利用者側の視点に立ってつくられたデザインを、カラーユニバーサルデザインといいます。
(NPO法人・カラーユニバーサルデザイン機構より引用)
教科書に関しても、このカラーユニバーサルデザインを取り入れ、できるだけ多くの人が見やすい色づかいにしたり、形や模様も多用して情報を伝える工夫がとられるようになってきました。
その背景としては、以前は、二色刷りのページを全体の何割にするかなどの目安を教科書協会が決めていたが、1999年に公正取引委員会から排除勧告を受けてやめて以後、一気にカラー化が進んだということがあります。それにつれて、「色が見分けにくい」などといった指摘も受けるようになったようです。
【編集者からのコメント】
色弱の方は全国に300万人以上いると言われているそうです。
色を取り入れる有効性に焦点があてられがちです。しかし、それとともに色弱の方への配慮などもきちんと考えていく必要があることを考えさせられる記事でした。
参照ウェブサイト:NPO法人・カラーユニバーサルデザイン機構
参照ウェブサイト:asahi.com
参照ページ: 教科書「色づかい」を配慮 色弱の人にも見えやすく