糖質制限食を長期に行うと起こる恐怖

 


流行りのダイエットとして糖質制限食

行う方もいるかと思います

 


糖質制限を行うことで、肝臓や筋肉内の

グリコーゲンや水が抜け落ちます


短期間の場合でしたら、ダイエットとして有効ですが

長期間にわたり糖質制限をすることはオススメできません



 

理由として「耐糖能」の低下が挙げられます。


これはブドウ糖を身体が処理する能力の事で、

私たちの身体には糖を正常に処理する

システムがあります


それはインスリンなど、血糖値が上がったら

正常値まで下げる唯一のホルモンが

この役割を担っています


糖質制限を行うことで、そのシステムが

糖から脂肪に変わります

長期間に渡る糖質制限は、

糖を正常に下げるホルモンの機能が

衰えることになります


そして、糖質制限が終わって大量に

糖質を食べるようになると血液中の

糖分を処理しきれず、それが体脂肪に

回ってしまうことになります

そして一番問題なのは、

糖尿病のリスクが高まる事です。
耐糖能が下がる事により

「耐糖能異常」となるのです
簡単に言うと、糖尿病予備軍です




順天堂大学が2021年2月に発表した研究では、

若年やせ形女性は、標準体重女性(BMI18.5以上)よりも

耐糖能異常の割合が7倍高い事が分かっています


つまり「やせ型であっても将来の糖尿病の

発症リスクは肥満者と同じぐらい抱えている

という事です。


 

肥満者のインスリンの効きが悪くなるのは、

脂質を貯蔵できる場所がキャパオーバーになるから

 

これを「脂肪細胞インスリン抵抗性」と呼びます
そして、この脂肪細胞から脂質が血中に

あふれ出ている状態を

「リピッドスピルオーバー」と言います


これらの現象が痩せた若年女性でも生じている

ことが分かりました
 

 

 痩せた若年女性の多くは 食事量が少なく 

運動量も少ないという 「エネルギー低回転タイプ」

と なっており 骨格筋量も減少しています

 

 

今痩せているから大丈夫!ではありません