ダイエットと水分
ダイエット中の嬉しいことといえば当然
体重が減る事
ですが折角体重が減ったのに素直に喜べない
かもしれません
なぜならその時減ったのは体脂肪ではなく
水分の可能性があるからです
体内の水分
人間の身体はその大半が水分となっています
性別や年齢により異なりますが
少なくとも体重の半分、50%以上が水分
であると言われています
体脂肪が20%前後とすると水分はその倍
近くを占めているわけです
そうなると体重の増減があった時に水分の
方が影響力が高いと考えるのが自然ですよね
日常的な変化
まず当たり前ですが飲み食いをすれば
その分の重さで一時的に体重が増えます
コップ一杯200mlの水を飲めば0.2g体重が
増えるわけです
逆に汗をかいたり排泄したりするとその分
体重が減ります
例えば半身浴で沢山汗をかいた後、体重を
測って「よし、減った!」なんて思った
経験がありませんか?
もうお分かりと思いますが、残念ながら
この時減ったのは水分が主で体脂肪では
ありません
糖と水分
先程のは目に見えて分かりやすい身体の
水分量の変化についてでしたが、私達の
身体では知らない内にもっと大きく水分が
変化することがあります
その引き金となるのが糖です
私達の身体は食事で摂取した糖をいくらか
体内に貯蔵します
この糖には水分が結びつくので糖の貯蔵
=水分の貯蔵にもなっています
糖質を抜くと…
糖質を抜いた場合、短期間で大幅に体重が
減ることがあります
これはもちろん体脂肪も減っているのですが
消費カロリー的に見ると減り過ぎています
なのにそれだけ減るのは
糖質を抜く=新たな糖が補充されない
→体内の糖を消費する
という流れで体内の糖が枯渇し、それに
結びついていた水分がなくなった分の重さも
減っているからです
見た目的にも身体が萎んだような状態になり
かなり細くなります
水分は必要なもの
体重が落ちて見た目も細くなるなら万々歳
と思う方もいるかもしれませんが、水分は
身体にとって必要不可欠なものです
水分を抜いたままの状態でいることは
健康面どころか下手すれば命に関わります
そんな状態を続けることは本能的に難しく
一時的に細くなるだけならともかく、
恒久的な身体を目指す場合には適していません
まとめ
ダイエットにおける体重の変化は体脂肪だけで
見ると変化は緩やか且つ意外と少なく、
短期間での大幅な増減は水分を中心とした
変化であることがほとんどです
減ったのは水分と言われると少しガッカリする
かもしれませんが、同時に増えたのも水分で
ある可能性もあります
短期間の増減に過剰に一喜一憂せず
冷静にダイエットに励む姿勢が大事ですね