イギリス、ロックダウン3日目、遂にGPから手紙が届いた。イギリスではコロナに感染すると重篤になる可能性が非常に高い、持病を抱えた人や治療中の人達を ”The shielded patients” として特定し、最悪の事態に備える為に最低でも12週間の外出制限及び隔離を行うよう奨励する手紙及びテキストメッセージを送っている。
抗がん剤治療中の私はテキストメッセージは21日に受けとっていたが、イマイチ現実感が無く、リンク先のUKガバメントのページの内容等は読んでいたが、内容があまりにも不安を煽るものだったので、あまり深く考えずに過ごしていた。
それが木曜日に届いた手紙を読んで、現実味を帯びて来た。
手紙の内容を要約すると…
- 最低12週間は人と対面での接触を避け自宅に留まる事
- これは当事者及びその人を世話している人にも該当する
- 人の集まりは避ける事、これは家の中でも適応される(つまり家でも集まって話をするなと言う事)
- 買物やレジャーの為の外出は避ける事。食材や薬が届いた場合、ドアの外に置いてもらう事。
- 電話、インターネットを使って連絡をとる事
- 石鹸で20秒手を定期的に洗う事。世話人など家を訪問する人達にもお願いする
ここからは同居人にも適応…
- 共有する空間で一緒に過ごすのは最低限とし風通しを良くする事
- 3歩は離れて過ごすように。可能であれば別のベッド寝る事。
- タオルは別に。可能であれば別のバスルーム(洗面所)を使うこと、あるいはバスルームを使うたびに掃除する事。
- 別の誰かがキッチンを使っている場合はそれを避けて使う事。ご飯は自分の部屋で食べる事。キッチン用具はきちんと洗う事。
薬の調達…
- 政府が処方箋を配達するのを助けるので、いつもと同じ間隔をカバーする様に
- もし処方箋が充分で無い場合は、近くの薬局まで取りに行ってくれる誰かに頼むか、薬局に連絡し配達してくれるように依頼する
病院へのアポ…
- 可能な限り電話、メールあるいはオンラインでケアを行う。
- 全ての病院のオンゴーイングのケアをレビューし直し、キャセル或いは延期が出来るケースは現在のアポを取りやめる。
日々のサポート…
- この期間中は日々のニーズをどうするか検討し、周りの人にどうやってサポートしてもらえるか確認する。
- 周りに誰もサポートをお願いする人がいない場合は政府のページへアクセス
- このレターは外へ出て働け無い事を雇用主へ証明するエビデンスとなりうる
緊急のメディカルアテンション…
- もし既存の病状で緊急な医療処置の質問がある場合は、その病院、GPあるいはケアチームへ直接連絡を入れる
- その医療関係者が直接診ると決断した場合のみ、自宅あるいは病院への訪問をアレンジする
- コロナに感染し病院へ行かなければならない事態になった場合、病院へ持っていくバックを一つ用意
メンタル面を強く保つ為に…
- 家で行うエクササイズはNHSのウェブサイトを確認して参考
- エンジョイ出来る事で時間を過ごす
- ヘルシーでバランスの良い食事を心掛ける。お水を充分飲む。定期的なエクササイズ。喫煙、お酒、リクレーションドラッグは避ける事。
- なるべく窓を開けて新鮮な空気を取り入れる。良い眺めのスペースを確保。自然光を取り入れる。庭に出るかドアステップに座る。他の人から2m離れる事。
最もハイリスクな失病の一覧…
- 固形臓器移植者
- 特定の癌患者
- 重い呼吸器系コンディションの患者
- 生まれつき代謝が悪いまたは珍しい病気な為、感染のリスクが著しく高い患者
- 免疫制御治療により感染のリスクが著しく高い患者
- 特定の心臓疾患、先天性或いはacquired(?)の妊婦
はっきり言って12週間もこれ守ってたら、余計に別の病気になりそうです。早く収束してれますように
