さて免疫治療開始後に甲状腺が腫れて、ドクターにA&Eへ行けと言われた話の続きです。





電話を切って旦那に話をしました。「ドクターベンがA&Eへ行きなさいと言ってる。忙しい所ゴメン。一緒に来れる?」因みにうちの旦那は翻訳の仕事を家でしているので、締め切りに追われているとかでなければ自分で時間を調整する事が出来ます。

因みにその2。普通A&Eへ行くと大体5〜6時間は病院で過ごす事になる。しかも結構大変な病人(お腹抱えて唸ってたり、ベンチで寝てたり、ゲロゲロだったり…)に囲まれた待合室で。凄いストレス…


旦那:オッケー、ちょうど仕事がひと段落するから、これが終わったら一緒に行こう。緊急カードを持っているからそんなに待たなくても大丈夫なんじゃない?


車で10分程の所にある病院へ向かいました。


着いて早速受け付けへ、緊急カードを見せました。本人確認をされて(住所や登録GPを聞かれる)、すぐに待合室と扉ひとつ隔てた診察室がある廊下へ通されました。さすが黄門様の印籠カード!


と こ ろ が、診察室の廊下にあるベンチに座って、どれ位待っただろう… 結局、実際に医療関係者と話すことが出来たのは30分位たってからだったかなぁ。その間に何故かその日にやっていたNHSのサーベイにも回答したりしちゃったし… そうこうしている内に名前を呼ばれて、診察室へ入りました。


A&Eでは始めに必ずアセスメントをされます。この日の私も例外に漏れず、医療関係者(普通は看護師さんがアセスメントを行いますが、この日のこの人はドクターだったと思う)に経緯を簡単に説明しました。う〜ん、この医者、なんかおざなりでいい感じしないなぁ。と思いつつ、がんの治療でイミュノセラピーを始めた事、甲状腺が腫れている事、胸がちょっと重苦しい事を伝えました。


それから特に何かある訳でもなく、また廊下で待つように指示され、再び廊下へ。またどれ位待っただろう… 今度はうちの旦那がサーベイに答え(笑 コーヒーでも買って来る?って話ていたら、別の医療関係者からまた名前を呼ばれました。また同じように経緯を説明したら、「先ず血液検査しましょう。」とあっさりと血を抜かれました。今度の医療関係者はインド系の女医さん。よく質問も説明も触診もしてくれて、なかなか感じの良いドクターです。そして「ちょっと待っててね。」とまた廊下のベンチへ… 


ドクターが戻って来て、「今日はこれからECGと胸のXレイ撮りましょう。」「手配するから、ちょっと待っててね。」はい、今日はその為に来たのでいくらでも待ちます。


少しするとドクターが戻って来て「ECGは出来るナースが今いないから、先にXレイやっちゃいましょう。こっち。」と言われて後を付いて行く私。途中ドクターにどんな治療をしているのか聞かれたので、マースデンで渡されたイミュノセラピーのカードを見せて、「副作用に甲状腺が腫れるとあるから、薬の副作用だと思うけど…」と伝えたら、「Xレイやってる間に調べてみるね。」と言われました。


XレイのセクションはA&Eのある場所から更に奥に入った所にありました。ドクターがそこにいた技師さんを捕まえて「この子のXレイ、今すぐ撮れる?」と聞いたら「ハイハイ、今撮ってる人が終わったらいつでもオッケー」って軽いノリで言われました。こんな感じであまり深刻感もなくXレイの撮影は終わり、またA&Eの廊下のベンチへ戻って旦那と合流。


また暫くしてドクターが別のドクターとやって来て、「Xレイ問題なかったよ。あと甲状腺はやっぱり薬の副作用だと思うね。ECGはもう少し待ってて、機械探してるから…」と。別のドクター(多分、内分泌関連に詳しいドクター)が「どれどれちょっとみせて」と私の首周りを触診してくれました。「うん確かに腫れてるねぇ。もっと酷くなってきたり、声が出辛くなってきたりする事があれば、また連絡して。」と話ていた所に、看護師さんがガラガラと機械を押してやって来ました。


「ハーイ、持って来たよ〜。場所移動して撮りましょう。さてどこか空いている部屋はあるかな?」と機械と看護師さんと一緒に部屋探し。部屋と言うよりはカーテンが引ける場所の一角で、「うん、ここで良いね。じゃ上半身脱いでベットに横になって。」とパタパタと機械のセッティングとペタペタとパットを私の身体に貼り付けて、スイッチオン。途中、お腹の傷どうしたの?最近手術したの?など聞かれたので、それに答えている間に心電図がペロペロと出てきて終わり。


「はっっ〜、これでもう今日は終わりだよね?」と思っていると、ドクターがまたやってきて、「ECGも問題無いよ。後は血液検査の結果を確認するけど、今日は私8時までしか働かないから、それまでに結果が出れば今日電話する。もし間に合わなかったら、明日は午後から勤務だから、明日の午後には絶対に電話するから。ハイ、今日はこれで帰っても良いよ。」



病院滞在時間、約4時間。





次の日、夕方にドクターから電話がありました。血液検査の結果も問題無し。