昨日1月31日は、獅子座での皆既月食でしたね。
珍しい天体ショーに、寒い中、月を眺められた方も多かったのではないでしょうか。
この日を過ぎて、なんだかスッキリとした感覚をお持ちの方もいらっしゃるでしょうか。
私自身は月蝕の前2日間ほど体調がすぐれなかったのですが、終わってみると、何か大きな山場を超えたような感覚がありました。
月に2回の満月
そして、皆既月食で月が赤く見える、スーパー・ブルー・ブラッドムーン
152年ぶりの現象だったそうですね。
152年前といえば、江戸幕府が終わり明治維新に入ったころ・・・
ここのところ、明治維新についての情報が多く流れてくるような気がするのは、そんな流れもあったのでしょうか。
明治以前に使われていた旧暦が見直されたり、古来の神様への関心など・・・
同じ天体現象がおこるとき、何か集合意識的なシンクロが起こるのかもしれませんね。
2018年の日蝕月蝕は、7月13日の蟹座日蝕を除いて、しし座と水瓶座のラインで起こります。
日蝕・月蝕とは、月の軌道と太陽の軌道がまじわる「月のノード」と言われる場所で起こる新月や満月のことをいいます。
月は個人的なことを表し、太陽は社会的なことを表します。
それが交わる場所「月のノード」というのは個人と社会が交わる場所。
個人の意識と社会の意識が出会い、人と人がつながっていくような場所。
その月のノードは、ドラゴンヘッドとドラゴンテールの軸でもあります。
ドラゴンヘッドは、個人的に言えば「今世のテーマ」、社会全体でいえば「未来を見据えた、時代の大きな流れ」のテーマなどを表します。
ドラゴンテールは、個人的には過去生でやってきたことや、慣れ親しんできたこと、社会全体でいうなら、解消すべきカルマ、などという言い方もあります。
今の空では、ドラゴンヘッドはしし座に、ドラゴンテールは水瓶座にあります。
水瓶座は、未来を見据えて、宇宙的な視野で、客観的にものごとを考える星座。
自分のエゴに執着せず、世界全体が良くなっていくように・・そんなイメージです。
客観性を大事にするあまり、「自分の心のありか」や「主観」というものを見失いがちなところがあります。
獅子座は、個性を発揮して、自分のありかたで愛を体現していく星座。
獅子座の支配星は太陽で、太陽は常に自ら輝く恒星です。
自分から光を放ち、自分から発するパッションを大切にします。
自分があるから、世界がある。自分の光を大切にする。
それは周りの人達も同じ。それぞれの光を大切に、自分を表現していこう!
誰しも望みのままに生き、自由に自分を表現する権利があるのだから・・そんな星座です。
そこにドラゴンヘッドがある今の時期というのは、自分の愛を外に向かって体現していく、ということがひとつの大きなテーマになるのだと思います。
臆する事なく、自分の愛を、自分の持てる力を表現することが、今の世界にとって役に立っていくことになるのだと。
ドラゴンテールは解消するべきカルマ、という意味でいうなら、水瓶座の全体性、客観性を大切にする価値観のあまり、置き忘れてきた「自分の心のありか」を大切にする。
そんな生き方をすることで、これまでの在り方を変えていける時代になっている、ということなのかもしれません。
この流れは、ドラゴンヘッドが蟹座へ移動する今年の11月7日まで続きます。
この日は折しも立冬。
そして、一度牡牛座に入った天王星が一度牡羊座に戻ってくるタイミングでもあります。
その翌日には今さそり座にいる木星が、いて座に入ります。
この辺りで大きな流れの変化が起きて来そうです。
・・と随分先のお話しになってしまいましたが・・・
2017年の5月10日から獅子座にあるドラゴンヘッドが、2018年11月に蟹座へと移動するまでの間、私たちはいかに自分を外の世界に表現していくのか、自分の花を咲かせていくのか・・
そんなテーマと向き合い続けることになるのだと思います。
そして、それが結果的には大きな意味で全体のためになっていく・・そんな流れの中で・・
今月2月16日はみずがめ座で部分日蝕を迎えます。
水瓶座で太陽と月が重なり、新しいスタートの時となります。
この日は旧暦の1月1日でもあり、そういう意味でも新しい始まりのときですね。
この日にスタートしたことは7月28日の水瓶座でおこる皆既月食でひとつの結果を生み出します。
この日蝕の星の配置によれば、ここからの流れの中で自分が進むべき道へ進む障害となるような関係性には、なんらかの形で手放しが起きてくることもあるかもしれません。
もしそうなったとしても、それは起こるべくして起きることで、それが必要だからこその手放しということでしょう。
ひとつの関係性が終わることの向こうには、もっと大きなつながりが生まれてくるのです。
本当にあなたにとって必要なつながり。
そこへ向かうためのとき、となりそうです。
大きな流れに身を任せて、起きてくることの良い悪いの判断を手放せば、すべてはギフトだった、ということに気づくことができる、そんな日蝕の流れとなるのかもしれません。
起きることはすべて、心の奥底の願いとつながっている・・
そう考えていくとまた、新しい世界が垣間見えてくるかもしれません。



