2021年4月下旬、母がデイケアにて私に暴力を振るわれて自宅に帰りたくないと言ったようだ。

そのため、市役所や地域包括支援センターの人間が大人数で押し掛けてくる騒ぎになった。

また、昨年には1人で出かけ、警察に相談に行っていた事実も市役所の人間から聞いた。


もう情けないというか、やり切れない思いになった。

手を上げる事が全くなかったわけではなかったが、虐待とか言われ、怒りが更に自分の精神状態を悪くした。

市役所側は虐待防止法の措置と言い、強制的に母を預かり、私と母を離れさせると聞かなかった。

母は泣いて抵抗したが、市側は一度振り下ろした刃を引くことはしなかった。

私も抵抗はあったが、介護に疲れていたので格安で預かってもらえるのは有り難かった。

荷物をまとめてくれという要請にも素直に従った。

母を市側の人間に引き渡した後、私はしばらくどうするかを考えた。

そんな中、相手方の代理人弁護士が私に書面を送ってきた。

もうめちゃくちゃに書かれており、相談した弁護士に言わせると、倫理観を疑うほどのひどい書き方であった。

恐らく、相手方が思いっきり書いてくれと言ったのだろうと容易に想像がついたが、そのまま書いた相手方弁護士にも当然、怒りは沸いた。

脅迫めいた文書を読み、コイツはバカ正直に相手方の話を聞いているなと思った。

ただ、コイツらと戦うためには母の介護は重荷であり、居ない方が良いと判断し市役所の人間に預けた。

ただ、やってもいない事をやったように言われ、市や関係者に恥をかいた事実は消えないので、母と同居自体が難しいのではないかと考え始めた。