相手方は、私との話し合いから逃げ、代理として旦那が出て来た。

2020年8月の17日、夜中から次の日の朝まで私は相手方の旦那と話し合いをした。

事前に相手方とは話がついており、旦那とはお金の話だけをして欲しいと聞いていた。

当日、旦那には経緯から話し、現状では母も私も共倒れになる事を伝えた。

また、今は介護負担が全て私に来ており、分担して欲しいという依頼も改めて行った。


内容は以下の通り。

費用に関しては、私が全て支払う。相手方は術後間もないため仕事を辞めて介護に来てもらいたい。もちろん今の仕事と同額を私が支払うという申し出をした。

退職がダメなら介護を何らかの形で手伝いに来てもらい分担したいと話した。

しかし、旦那はこちらの申し出を完全に拒否。

相手方との話は何だったのか?

まるっきり話が違う。

旦那が言うには、君は長男なんだから全てやるのが当たり前で、仕事も辞められたら困るからダメだ、ウチは余裕がないから助けられない、と。

怒りを通り越してショックだった。

やはり他人事だなと随所に感じたが、この日はあまり追い詰めて話すのもいけないと思った為、相手方の旦那の出方を見るに留めた。

まぁ、予想通りといえば予想通りなのだが、絶対に自分は無理はしないし、相手方の術後経過も気にせず働かせる辺り、さすがに下衆というべき人間だ。

また、母を預かるなら数千万単位の現金を預かるとか言い出すので、毎月の介護費用決済なのに、なぜそんなに必要かと問うと不機嫌そうに黙り込んだ。

余談だが、浮気が会社にもバレて降格人事を取られ、給与も下がっていたみたいなのだが、降格人事は解消されても給与は未だ下がったままだと言っていた。

ウソばっかり言う人間なので、本当かどうかは分からないが、本当なら会社側は旦那に退職して欲しがっているとしか思えなかった。 


いずれにせよ、旦那では話にならないため、やはり相手方と話さなければならないと思って、この日は旦那の背中を睨みつけるような視線で見送った。

今はもうお盆過ぎで、相手方はもう職場復帰している。

関係が悪くなりつつあるものの働けるほどに回復したし、助け合って親の介護をするのは子供として責任があると考えていた。


そんな話し合いをしている中、母の認知機能低下は認知症ではなく老人性うつではないかと専門医に指摘された。

私はいきなり始まったボケ症状が不自然に映っていた為、母を入院させる事にした。

またボケが進んでしまったら…とリスクもあったが、私は迷わず母の入院を選んだ。