本日、第二弾www
 
えーと、気になる事・・・w
 
実は前にSRエンジンを組む時に何となく嫌な感じがした所があります。
 
それはクランクケース組み立てる際の事です。
 
マニュアルではフライホイール側のケースにクランクを組み込む時はクランクインスト-ラーと言う特殊工具を使
 
って組み込みます。
 
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そして、ミション等をケース内に組み込む訳ですが・・・・w
 
最後にクラッチ側ケースを組み込む時の事です。
 
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マニュアルでは組み込む為の叩くポイントがっあってミッションシャフト等に、気を付けながら左右均等に勘合さ
 
せます。
 
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マニュアルに従って作業してるので特に問題は無いように思えるのですが・・・・
 
気になるのですw。
 
「何処が気になるの?」と言われそうですがwww
 
このエンジンは高回転まで回し、かつ低振動を狙っている為バランス率の違うクランクとクランクシャフトの芯だ
 
し加工をしています。
 
芯だし加工とは、製造誤差などで微妙に曲がっているクランクシャフトをバイスに挟んだりくさびで開いたり又は
 
油圧プレスで一方方向から加圧したりして曲がりを限りなくゼロに近付ける加工です。
 
そのような加工をしたクランクシャフトにケースを叩き入れる感じが何故かいやでした。
 
そこで、もっと少ない衝撃とクランクに変な力が加わらない組み込み方法を考えてみましたw。
 
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かんたんです!
 
反対側もインスト-ラーで組み込めばよいのですw。
 
ですが、問題があります。
 
私の使っているインスト-ラーは付属のナットでは組み付けることができません。イメージ 9
 
そこで純正ナットを使います。
 
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また、問題発生www
 
ナットが大きすぎてインスト-ラーに入りません。
 
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ですがインスト-ラーには入るのでシャフトが届けばナットは無加工で行けそうです(届かなければグラインダー
 
やベルトサンダーで削る必要があります)
 
もうひとつ・・・
 
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インスト-ラーの内径が15mmしかないので、あと2mmぐらい広げる必要がありそうです。
 
そうすればケース組み込み時にクランクシャフトに無理な力が加わらずミション側のケースに軽くショックを与え
 
ながら均等スムーズに組み込みが出来ると思っています。
 
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オマケ・・・私はエンジンに使うボルト、ナットは純正以外基本的に使いません。(強化スタッドボルトは別ですけどw)
 
トルク管理して使うボルトは純正ボルトの強度を基準にトルクが定められています。
 
伸びや強度など社外のボルトでは細心の注意をして使って頂きたいです。
 
上は右がホームセンターなどで手に入るSUS304ステンレスキャップボルトで左がSR純正です。
 
(純正の弱点は長期使用時の錆び付きと注文が面倒なことですね~)
 
クラッチケースやフライホイールケース位なら影響はないと思いますが重要な所、特に高トルクでチタンボルト
 
&ナット使用時は焼き付きが起こりやすいと聞きます。
 
前によく通っていたショップではドレスアップ&軽量化にチタンボルト使っていましたが必ずカジリ防止剤を使っ
 
て組み込んでいました。