〇入院２日目(手術当日①)〇

・2024年6月21日(金)
【いよいよ手術当日①】

昨晩は割とよく眠れました。
ただ夜中に元気なおじいちゃんの声と頻繁に鳴り響くナースコールのアラームに何度か起こされました。今朝は音が聞こえる程の強い雨。妻のLINEによると外は肌寒いらしい。

朝から絶飲食なので朝食は当然なし、そして普段便秘知らずなのに下剤も効かずお通じもなし、緊張してるんだな俺。

朝の検温後に手術前のシャワータイム兼剃毛。
「おへその周りとおまた周りの毛を剃って下さいね」
「ご自分でされた方がよろしいでしょう？」と看護師さん。
「も、もちろんです」と俺。
「あとでチェックしますからね」と念を押されました。
お風呂の中にバリカンやらシャンプー類やら全て用意されてました。
実はこれも前情報で分かっていたので数日前にほとんど処理済でした。
それでも少し時間が掛かってしまい、お風呂から出るドアを開けるタイミングで様子を見に来た看護師さんとばったり(あぁこれ漫画とかで良くあるヤツだ)。

「あっ！・・・うん、大丈夫そうですね」という事でチェックもOK。
昨日はシャワーも浴びれなかったのですっきり。

部屋に帰って来て手術着に着替えました。
そして点滴針の挿入、これも人生初。
看護師さんの指先を見ると思ってた以上に太くて長い針が・・・

えっあれ刺すの、こえ～よ。
先輩看護師さんが「利き腕が右だから左腕にしてあげてね」とアドバイス。
別の2人のお若い看護師さんが左腕を見ながら「ここも良いかも」「これも良い血管」などと仲良く吟味してます。結局5分ほど吟味しても刺す所が決まらず「ここやって見ようか」でやっと開始、その間恐怖の生殺し状態。
あっ！痛い！普段採血とか全然痛くないけど、これはマジで痛い！
鋭い痛み、針が血管の中を動いてるのが分かるような痛み、思わずギュッと目をつむりました。「あっここダメだ」「ごめんなさい、違う場所にします」で、針抜いて別の場所で再挑戦。「ここもダメだ」「ホントにごめんなさい」で、また針抜いて「右腕みせてください～」でしばらく吟味。「ホントにごめんなさいね」と看護師さん、「大丈夫ですよ～」って言ったけど多分涙目になってたと思う。
右腕は一発で成功、お互いにホッとしました。

利き腕の右腕に点滴となったので妻とのLINEの文言が減少。

色々と作業がやりにくくなりました。

点滴が開始された事でベットで横たわる事くらいしか出来ず。
お昼すぎてお腹がグーグー・・・お腹空いた、当然昼食も出ません。
不思議と喉の渇きはありません、温度管理と点滴のおかげなのかも。
今度は血栓防止のストッキングを履かせてもらい、点滴も追加。

続いて酸素吸入器？たん吸入器？が設置され、あっこれドラマで見た事ある、緊張感が一気に増す。

うつらうつらしていたら、立ち合いのため妻と母親が病室に到着。
「すっかり病人面だね」と母親、・・・緊張してるんです。
看護師さんも一緒に来てたので「さっきお通じありました」と報告。
「それは良かったですね」
「15時50分になったら手術室に向かいますよ」
「それまでに紙オムツ履いてくださいね」
と紙オムツを渡されました。
「利き腕に点滴なので何かと作業がやりにくいんだよね」と言うと
「〇〇さん(妻の名)に手伝ってもらったらいいんじゃない？」と笑いながら母親。
「手伝おうか？」と笑いながら妻。
いえ、結構です！まだその時ではないような気がして自分で何とかしました。
こういう時、個室なのとトイレが広いのが良かったですね。
この時もそうだったのですが、点滴が刺さってる方の腕で作業すると血液が点滴の途中まで逆流している事がありました。その後おとなしくしていれば、その血液もまた点滴液と一緒に吸収されてしまうのですが・・・

入院からまだ2日目だけど、ここの看護師さんはみんな優しい。
検温の度に緊張を和らげるような言葉をかけてくれる。
今までこんなにも人に優しくしてもらった事なんてなかったから余計にそう感じたのかも。まぁお仕事だらかというのもあるのだろうけど、初の手術を迎えて緊張している患者としてはありがたい。涙が出るくらい優しさを感じました。

そして15時50分、ついにお呼びが掛かりました。

胆嚢ポリープで胆嚢摘出⑥ [入院２日目(手術当日①)]