P子⑤ | Dogサロン Pero(ペロ)

Dogサロン Pero(ペロ)

藤沢市鵠沼桜が岡にある小さな隠れ家…自宅ドッグサロンです
大切な家族であるわんちゃんにできる限りストレスを与えずに
一頭一頭丁寧にお手入れいたします

こんにちは♪

 

今週の月曜=犬曜日のこと

我が家のゴールデンP子と黒柴くろこはDogドッグを受けてきました

柴母の花子は来月受診です

 

結果はくろこが細菌性膀胱炎汗

頻尿でもないし、外トイレなので血尿にも気づきませんでした

みつかってよかった…2週間薬を飲めばよいそうですOK

 

 

そしてP子ですが

肥満性細胞腫が見つかりました…汗

「肥満」とは「太っている」という意味との関連性は全くありません

 

もともと肥満細胞は皮膚の血管周囲や内臓など体のあらゆる部位に存在していて刺激によって炎症反応を起こすそうです

この細胞が腫瘍化したものが肥満細胞腫

ゴールデンレトリバーは好発犬種だそうです

 

肥満細胞腫は残念ながら悪性腫瘍しょぼん

P子の腹部に8ミリの腫瘤が見つかりました

実は…少し前からお腹を撫でているとたまに何かが触れるのに気づいてました

でも小さすぎて乳首かと思ってたあせる

気づきやすい脂肪種ばかりに気を取られ針検査したり…今さらながら後悔汗

 

 

そして担当の先生から詳しく説明がありました

その肥満性細胞腫の悪性度(グレード)は3段階あるそうです

 

Ⅰ、悪性度の低いもので切除のみで良好な経過となる

Ⅱ、悪性度は中間で完全に切除するには広範囲での切除となる

Ⅲ、悪性度が高く増大し転移し一年生存率は10%

 

先生の経験値からP子の場合はおそらくⅠであろう…と

ただしこのグレード検証は切除して病理検査に出さないとわからないそうです目

 

悪性腫瘍はそのままにしておけません

いきなりの告知に動揺する間もなく、その日の手術を打診されました

えっ?今日!?

 

そのやり方は2者択一

①8ミリほどの腫瘤を局所麻酔で切除する

②転移の可能性を考慮し全身麻酔で大きめに切り取る

 

どうしよう…どうしよう…ショック!

①の場合、取り残しがあって再発すれば再手術

②の場合、全身麻酔のリスクと術後P子の精神的ダメージが怖い

無理だ…決められるはずない

 

そこで

先生だったらどうしますか?…と問いかけた

先生は

「教科書どおりだと全身麻酔の手術ですが、自分の犬だったら局所麻酔で切除して経過をみます」と…きっぱり

 

担当の先生は腫瘍科のスペシャリストであることはわかっていたので

全て先生を信頼して決めることにました

 

結局2、3日後の腫瘤の状態を見て判断しましょうということに

 

そして今日、再度腫瘤を確認していただいたところ

局所麻酔の切除でいきましょう!…と

 

お預かりします…とP子が連れていかれてから

終わりました…とP子が帰ってくるまでわずか15分ほど

あまりに早くてびっくりしたけど…嬉しいドキドキ

 

おまけに

先生や看護師さん達がとてもイイコでしたよって…本当か!?

そんなはずはない(笑)

 

最初に予定されていたエリザベスカラー1週間もなしとなり

P子のストレスはほとんどない状態ですOK

 

切り取った腫瘍の悪性度の結果がわかるのは1週間後

そこまでは胸のモヤモヤは晴れません…

どうかグレードⅠでありますように…

 

今回は定期健診の大切さを改めて感じました

自分では気をつけていても

くろこのように目に見えない部分で何か起こっていたり

P子のように飼い主の自己判断で油断してしまったり…

 

犬は自分で症状を訴えることができません

だから人間に比べ病気の発見・治療が遅くなってしまいます

定期健康診断で早期発見・早期治療は飼い主が代わりにしてあげられる大切なことのひとつですね

 

油断はできないけど…まず一安心

薬は嫌いだけどちゃんと飲んでね

P子お疲れさま♡