真実のマネをした夜に
ぼくは一体
誰と向き合ってるっていうんだ
歪んでいたのは百も承知で
時計の針をあの日に
合わせたんだ
溢れた分の使い古された
感情たち
地平線を超える頃にはもう
それはプラスチックで淡い
フィクションだって
うわの空君に告げられる
煙みたいにもがいた後の
疼痛だけがホンモノだって
信じてほんとは望んでたのにね
音をつれて早足
てのひらに届いたコトバ
君が見せる小さな夜空が
目の前できらめいてしまう前に
強がった今日は抗えると
思っていたのに
いつからだろう同じ夢
空を見なよ
きっとわがまま隠してるって
眉をしかめて笑う君にいつか
あげる最後のホント
それは
君の声を迷わず探せるように
ぼくがサカサマのぼくに
叩きつけるたった一つのアンチ