ニュージーランドで過ごすクリスマスも6回目です。
 
夏ですよ。クリスマスの風物詩がバーベキューとかキャンプ。あとビーチ。ひゃっほう!(すみません…うちはどれもやってません。インドア派なのにアウトドア派の国に住んでます…)
 
日本で40年以上生きてきた私からすると、夏のクリスマスは、6回目でもまだ嘘っぽいです…。
 
もうずっとクリスマスも年越しもしていない気分。
 
娘の成長という、目に見える変化がなければ、ずっと時空の歪みを彷徨っているような気持ちだったでしょう。(自分とオットの老…じゃなくて成長には目を瞑っていますが?なにか?)
 
娘の学校でお喋りするKiwiおばあちゃんたちに「日本はクリスマスを祝うの?どんなふうに?」と聞かれるので、
ケンタッキーフライドチキンを食べる人が多いです
と答えるんですが、必ず、
「え?なんで?」と聞き返されます。
 
「七面鳥が珍しいからですかねー?ほとんど売られてません」(テキトーな意見です)
「ああ、なるほどね」
からの
クリスマスイブとクリスマスは混むので、ケンタッキーは予約しないと買えないんですよ
で、おばあちゃんたち爆笑…までが私のsmall talkの定番です。(スモールトークのネタはいくつか持っていると安心です。他にも「恋人がいないクリスマスのことをsingle bellと呼ぶ」ネタもウケます。私が若かった頃のはなし。今は呼ばないんだろうけど。ま、いいの)
 
 
お正月を盛大に祝わない(ほぼ通常運転の)ニュージーランドでは、クリスマスが日本のお正月みたいです。
 
親戚が集まってランチをしたり、プレゼント交換したり。(お年玉とお歳暮みたいな感じ?)
 
12月のショッピングモールはクリスマスショッピングの人でごった返しているので、Kiwi友人曰く、
「Calm down, calm down. I can do it. I can do it.」
と自分に言い聞かせてから売り場に突入するといいらしい。決死の覚悟か。
 
娘のお友達のママはクリスマスの定番のケーキ(ナッツとドライフルーツがみっちり詰まったやつ)を作って親族にプレゼントするらしい。ホールケーキ12こ。え?12こ?
 
ケーキ以外にもハム(トムとジェリーに出てくるみたいな立派なやつ)を贈り合うみたいで、家にあの大きなハムが複数あることも…。
 
年が明ける頃にはさすがに食べ飽きてしまうようです。(食べ飽きたハムを消費するためのレシピなんてものもある)
 
遊びに行った家の娘さんが「No more  ハム!」って言ってました。

おせちに飽きるようなものなんでしょうね。

 
そうそう。年が明けてもクリスマスツリーが飾ってあるので「のんきだなあ」と思っていたんですが、キリスト教の世界では1月6日の東方三博士の日まではクリスマスなんだそうです
 
そんなわけで我が家も1月6日までツリーを出しっぱなしです。
 
え?めんどくさいからだろうって?
 
もちろん、それもあるんですが、気分的に門松の代わりになるかなーと。(なりません)
 
 
そういえば。
 
ニュージーランドのクリスマスの定番、パブロヴァ(写真のケーキ)は甘いし、3人家族には大きいので、今年はもういいかなーと思っていたんですけどね…
 
娘が「食べたい」って。
 
嗚呼、娘にとってはニュージーランドのクリスマスが、クリスマスの定番になりつつあるんだなあ。
 
Happy Holidays!