日本は、アウェイで行われたフランスとの親善試合に、

1-0で勝っちゃいましたね。

ちょっとびっくりです。

前半はほぼ押されっぱなしでしたね。フランスの選手は日本の選手に比べて頭1つ出ている感じで、コーナーキックから何度か危ない場面がありました。特にゴール前からのベンゼマ選手のフリーキックは、壁をぎりぎり越えて速くて曲がる軌道だったのですが、キーパーの川島選手がよく弾いたと思います。
日本は、前田選手、本田選手、岡崎選手が出ていないので、攻撃の形がなかなか作れないのかなという感じでした。
後半に入って、前半にハイペースだったフランスのスタミナが落ちてきたこともあってか、日本がだんだんと押し返してきたように思います。細かいパスをつないだ連携からフランスゴール前に迫るシーンも増えてきました。それでもフランスに攻め込まれてピンチを迎えることも多かったです。
後半40分を過ぎて、フランスのコーナーキックを2本連続で凌ぐと、今野選手がクリアボールを拾ってドリブルで中央を独走。中央に香川選手、左サイドに乾選手が相手ディフェンスを引きつけつつ上がる中、タイミングをしっかり計って右サイドを上がった長友選手にパスを出し、ダイレクトで折り返したボールを香川選手が倒れこみながら押し込んで、日本先制。
日本は後半ロスタイムの相手フリーキックも凌いで、日本がフランスに初勝利しました。

フランスからしてみたら、この試合よりも、数日後に開催されるワールドカップ予選のスペイン戦の方が遥かに重要なわけです。メンバーを試していた部分もあるかと思います。エース的なサイドアタッカーであるリベリー選手は先発ではなく後半から登場しましたからね。日本戦をきっちり勝って勢いをつけて気持ちよくスペイン戦へ、という目論見だったのでしょうけど、まさかこんなことになるとはね。

アウェイのフランス戦といえば、今回の試合と同じ会場で11年前の2001年に行われた時は、0-5でボロ負けしたんですよね。あの時はまともに張り合える選手が中田英寿選手しかいなかったんですよね。
2003年のコンフェデでは1-2で負けましたけど、中村俊輔選手がフリーキックを突き刺したんですよね。ゴールポストに当てて入る軌道が美しかったです。遠藤選手のフリーキックは完全に相手の裏をかいたのですが、惜しくもクロスバー直撃だったんですよね。

今回は歴史的勝利というのは間違いではないのですが、所詮は親善試合であることを忘れずに。必要以上に煽るメディアは適当にスルーの方向でお願いします。