韓国相手に0-2でした。
最後に全員攻撃した後でカウンターからPKにつながってしまった部分は仕方ないのかな。私の中では0-1と判断していますが、その1失点もパク・チソンという、あまりにもわかりやすい選手に決められてしまったわけですが、ボールを受けてからの一連の動き及びシュートのスピードとコースは確かに完璧でした。とはいえ、動きに注意を払うとか、体をぶつけてでも止めるとか、どうにかならなかったのかなと疑問に思ってしまいました。
パク・チソンがヨーロッパの名門クラブであるマンチェスター・ユナイテッドで活躍している理由として、運動量とスタミナがあげられると思います。これは、決して体格的に恵まれていないアジア人がサッカーで生き残る道だと思います。後半に、長友選手と競り合ってボールを取られた後、必死に走って追いついたというシーンがありました。
そういう動きを日本の選手にもやって欲しいんですよね。運動量が少ないとか連動性がないとか、試合をする度に書いているような気がします。今回の試合で感じたことは、選手間のコミュニケーションが少ないことですね。自分が希望する動きと、他の選手に要求する動きは選手によってそれぞれあると思うのですが、自分がせっかく動いたのにボールが出てこなかったりすると、次も頑張ろうというモチベーションにならない可能性があります。次もこういう動きをするからボールを出してくれと伝えることができれば、意思の疎通が図れていきますし、攻撃の選択肢が増えていきます。ピッチ上の11人で戦うには、共通理解と意思疎通が必要です。このあたりが1人で11人を動かすサッカーゲームとの決定的な違いです。
今の日本代表は大人しいという印象があります。今日の試合では闘莉王選手が欠場したこともあるのでしょうけど、リーダーシップを取ったり主張したりする選手がいなかったように思います。こうしてみると、ドイツ大会の時の中田英寿選手や宮本選手は貴重な存在だったのかなと思いますね。
韓国が強くないとは言いませんけど、韓国にすら勝てない日本に希望はないですね。