今話題の曲ですね。
動画サイトで、上海万博のテーマソングと、岡本真夜さんの「そのままの君でいて」を聞き比べたのですけど、似ているというレベルを超えて、同じにしか聴こえません。サビの部分だけが似ているのであれば偶然という可能性も否定できませんけど、全般的に同じだと作為的としか思えません。
中国の国家の威信を懸けた一大イベントがこの有様ですからね。
中国では著作権という考え方は存在しないのでしょうか。某番組で見たことがあるのですが、とある人気キャラクターを劣化させたようなキャラクターがたくさん集まったテーマパークがあるみたいですからね。
問題発覚直前に「楽曲をカバーさせてほしい」という、いわばもみ消し工作の疑惑も報道されています。なんか、対応も含めてひどいですよね。
その一方で、岡本真夜さんの対応は大人だと思います。本来であれば著作権をより主張したり、侵害されたことに対して怒ったりしてもいい立場にあると思うのですが、好意的なコメントを出して楽曲の使用を認めるところは素晴らしいと思います。
13年前の曲だそうですけど、今聴いてもいい曲だと思いますよね。
ただ、万博の開催が間近に迫った現時点ではこれでいいとしても、詰めの話し合いでは条件面や金銭面で強く主張していただいて、盗作紛いのことが2度と起こらないようにしていただきたいと思います。中国といえば、北京オリンピックの開会式の口パクとか、毒入り冷凍餃子とか、あまりいいイメージがありません。経済的には重要な市場となるのはわかるのですが、経済成長ばかりが重視されて、制度面やマナーやモラルといった側面がそこに追いついていないという印象があります。おそらく今回の騒動も、中国共産党の報道規制によって、中国国民のほとんどは知ることはないだろうなと思ってしまいます。
せっかくなので曲名に合わせますけど、そのままの中国でいいはずはありません。まずは、問題に対してきっちりと事情を説明する必要があると思います。