※当時(2010年)の状況を振り返る…
今まで大きな病気をしたことがない元気な人が、
急に「手術」なんて言われると、
“えっ?私のこと? ほんとに私?”
“カルテ、間違ってない??”
と、思ってしまう。
すぐには受け入れられない。
どこか他人事。
自分が思っているより
頭の中はパニック状態。
そして今回は、
『手術日の延期』という隙が
私の正気のなさを加速させた。
手術を回避したいがために
他に方法はないか、ネットで検索。
少しでも試してみたい!というものがあれば、
普段ではみられないフットワークの軽さが
突如現れる!
普段は何をするにも
何度も何度も考えてから、やっと行動し、
知らない人に会うのにも緊張するのに、
この期間はよく知らない街にも出かけ、
よく知らない人でも治療をしてくれる人だと
妙に信頼してしまった。
今、振り返ってみると、ちょっと必死すぎて
危険だったなぁ~と思う。
今まで受けた、漢方薬、気功、鍼、
カイロプラクティックが悪いということではなく、
どんなところにでも一人で飛び込んでしまう…
そんな勢いが、のんびり屋の私にもあった。
一人で抱えていると、
なかなか冷静な判断をするのは難しい…。
*・*・*・*・*
会社の同僚の友達にも
同じような病気になった人がいたらしく、
私に「早めに手術をしたほうがいいよ」
と、アドバイスをしてくれた。
でも、当時の私は手術以外の方法で
治そうと一生懸命だったので、
そのアドバイスを聞き入れるどころか、
ちょっとムッとしてしまったのだった…。
仲の良い人にでさえ、
そう思ってしまった自分を
今、振り返っても、
正気ではなかったんだなぁ~と思う。
もし、身近にそんな患者さんがいたら、
一時的にパニックになっているので、
許してほしい…。