↓こけしちゃんお気に入りの古伊万里の鉢です。その模様が黒船と外国人(ラッタン人=ラテン人)です。
黒船来航!! 真ん中に描かれているのが黒船ですが……。
大河ドラマで、坂本竜馬が大人気です。
アメリカの使節ペリーが黒船(黒い塗装の軍艦)4隻を率いて江戸湾の入り口浦賀沖に現れたのが今から約150年前の嘉永6年6月3日(陽暦1853年7月8日)。
ペリーは黒船に護衛させた測量艇を江戸湾深く侵入させて江戸城の老中たちを威嚇。修好通商を求める大統領親書を渡して、再来を約束して12日に退去しました。
その後、ペリーは香港へ戻り、翌年1月16日(陽暦2月13日)、軍艦7隻を率いて再渡来しました。
そして、アメリカ大統領親書の内容、「石炭・食料の供給と難破民の救助」については認めるが、「通商」はあくまでも拒否という幕府の回答を、ペリーは受け入れました。
条約内に領事派遣の項目を入れ、再交渉の余地を残し、3月3日(陽暦3月31日)日米和親条約が調印されました。
日米のお付き合いがここから始まったのです。
トヨタ自動車の問題、輸入牛肉の規制緩和の問題、ワシントンで開かれる核安全保障サミットでは、オバマ鳩山会談の予定が組まれていないなど、日米間にはいろいろ問題があります。
清教徒を起源とする民主主義国アメリカと神や仏を信仰してきた日本とは永久に相容れない何かがあるように思えてなりません。
