夕顔 ② | こけしちゃんのブログ

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常に何の拘束からも解放され、自由でありたい我儘人間。
仕事が多すぎて忙しい時は、自由時間が欲しくなります。いろんな束縛から開放され、自由時間を手にすると、暇をもてあまして何かやることを探し始めます。人は、ほんとに贅沢で我儘な人種です。

ユウガオ  Lagenaria leucantha Rusby var. clavata Makino 


昨日の、夕顔の花がとても印象的だったので、今日もコンビニに出かけて、帰りに夕顔見物をしてきました。


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平安時代に、紫式部が表した長編小説源氏物語の第四帖に「夕顔」の花に象徴される場面があります。


夕顔の女は、「源氏物語」に数多く登場する女性の中でもひときわ美しさ、はかなさを感じさせる女性で光源氏がこよなく愛した女性の一人です。


光源氏の君が、六条に住む高貴な女性である六条御息所に通っていました。


ある日、六条の御息所に通う途中に病気の乳母を見舞いました。門が開かれるのを待っている間、隣の屋敷の塀に絡まったつるに白い花が咲いているのを見つけ、その家の女性に花のことを尋ねたことがきっかけで、夕顔から歌を送られました。

     

 心あてにそれかとぞ見る白露の 光そへたる夕顔の花

    【多分、光源氏の君かとお見受けします。夕顔の花が白露と源氏様の光でかがやいています。】


源氏の君は、身分を悟られないように、次の歌を返しました。


 寄りてこそそれかとも見目たそがれに ほのぼの見つる花の夕顔

    【もっと近寄って確かめてください。たそがれどきにぼんやりと見た美しい夕顔を。】

   ↑ すごい口説き文句です。さすがで~す。(*^.^*)


御後がよろしいようで……、


暗闇にぽっかり浮かぶ白い夕顔の花は、光源氏の君ばかりでなく、こけしちゃんも見とれてしまいました。歌を贈る相手がいないのは残念なことです……。