ガクアジサイ Hydrangea macrophylla Seringe 周囲の花に見えるのが装飾花。実際の花は中心部の細かい部分。装飾花を額に見立ててついた名前。
日本原産のアジサイとは「ガクアジサイ」のことで、「ガクアジサイ」は、伊豆七島、伊豆半島、房総半島、愛知、和歌山、高知などの海岸地帯に自生」していました。
一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイで、日本原産のガクアジサイを改良した品種です。
「あじさい」の名は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われています。
漢字表記に用いられている「紫陽花」は唐の詩人・白居易が別の花に名付けたものを、平安時代の学者・源順がこの漢字をあてはめたことから誤って広まったといわれています。
花の色は、アントシアニンのほかその発色に影響する補助色素(助色素)や、土壌のpH(酸性度)、アルミニウムイオン量、さらには開花からの日数によって様々に変化します。
そのため、「七変化」とも呼ばれていますが、複雑な要素がいろいろ絡み合っているので、説明は簡単ではなさそうです。



