ひまわり:北米のミネソタからテキサス、ワシントンからカリフォルニア諸州原産。
また、花の直径が30cm以上もするロシアヒマワリもあります。これは、ソ連の国花で、飼料や油料として盛んに栽培されてもいました。
私は、ヒマワリが大好きです。一般の人が花に望む、優美さ、繊細さ、高雅さなどを全く放棄してしまっている花ですが、勇壮な力強くい逞しく健康なイメージは夏そのものです。
自分が真夏の八月十日生まれのせいではないでしょうが、照り映える太陽の光を総身に浴びて、青空にを背にスッキリと映える様子は何とも魅力的です。
それは、ゴッホの絵に見られる力強さと同じです。
ひまわりといえば、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演した映画。
ヘンリーマンシーニの曲が流れるロシアの見渡す限りののヒマワリの原野は、いつも、強烈に思い出されます。
ヒマワリ、一本一本の下に雪の中で死んでいったイタリア兵、ロシア兵たちの魂が無数に眠っているのだということを思うと、このときのヒマワリは突如として悲しいヒマワリになってしまいます。
ヒマワリには、どちらかと言えば力強い印象しかないのに、このヒマワリの原野のシーンだけは悲しさとせつなさが溢れかえっています。
この映画は、第二次世界大戦をテーマに反戦映画として作られているようですが、ハンカチ片手に是非一度ご覧になったらいかがですか?
