私のおじいさんが亡くなってもうすぐ四年目


おじいさんは一緒に住んでいた頃、お母さんには意地悪だったけど私を得に可愛がってくれました


動物が好きな私の為にカメや沢蟹を拾って来たり


私に馬を見せたくてわざわざ公衆電話から電話してきたり




ロシアの捕虜として樺太で強制労働させられた経験もあるらしく外国人にすごい敵意むき出し





そんな私が外国人と結婚したなんて聞いたら・・・





そんなおじいさんは私が病院で働いていた頃


突然、転倒し私が働いていた病院に救急車でたまたま運ばれてきました


ごたごたがあって私とお母さんが家を出た後だったから


おじいさんとは疎遠になっていたけど


それをきっかけに毎日お昼休みにお見舞いに行ってました


無事に退院した矢先


またも転倒し


その時は意識が戻らず


秋の晴れた日に旅にでました


それにちなんで、静秋雲という字が入った戒名がおじいさんに与えられ、


静かだけど時々に滑稽なおじいさんにピッタリだと思いました


おじいさんが亡くなって一年経つか経たないかの頃


私の周りでアゲハ蝶々がうろつくようになったのです

あの綺麗な形と鮮やかな色

近くで見ると気持ち悪いけど・・・


飛び方も風任せ


弱々しくハタハタと飛びながら


私の周りをうろうろ



時に出没しなそうな車が沢山行き交う国道沿いにまで現れ


私はピンときました


このアゲハはおじいさんだと


それから私はアゲハを見る度に


『じっちゃ元気?』と心の中で話かけるようになりました

でも



アゲハを頻繁に見かけたのはその年限り


それ以来秋の晴れた日でもアゲハを見かけることは

なくなりました



きっともう、違う世界に旅に出るんだろうな