朝の通勤電車では座りたい、と常々思っているのである。

そのためなら、電車は数本見送ってもいい、とすら思っているのである。


そして座ったら、となりに着席したのは顔なじみのおじさん。

知り合いというわけではない。

毎朝通勤電車でご一緒する、常連仲間のおじさんだ。


そのおじさんが、となりでなかなかのボリュームで寝息、

いや、いびきをかいているのだ。

自宅で寝てる?というくらいのボリュームで。

それはそれは、気持よさそうな寝息、いや、いびきだった。


そこで思い出したのだが、

いびきを豪快にして寝ていると、

周囲にいる人々は「いびきがうるさかったね」とは言わずに

「疲れてるんだね」ってずいぶんとオブラートに包んで言っている、

ような気がする。


なんて、お気遣いの行き届いた文化なんでしょう。


ちなみに、いびきの原因に「疲れ(ストレス)」というのもあるにはあるらしい。

しかし、その他に「口呼吸をするから、アルコールを摂取している、鼻の疾患、肥満、老化」など

いくつかあるにも関わらず、言われた人がもっとも傷つきにくい「疲れ」を

理由にあげるあたりが、いじらしい、いじらしい優しさだぜ、ジャパニーズ。



となりのおじさんの寝息、いや、いびきを聞きながら

ふと、そんなことを思った通勤電車でのできごと。



ちなみに、わたしは半目で寝てる疑惑がある。

電車の中で半目で寝てたら・・・こわいな。こわすぎるぜ。