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インドのミニアチュール


 今日は、一風かわったインドのミニアチュールを掲載します。
文春文庫で、山田和『インド ミニアチュール幻想』(写真)が出ていたので、それがきっかけで、しまい込んであったものを引っ張り出してきました。

 この三枚は、もう二十年近くまえに、インドに出張したときにお土産で買ってきたものです。従って、どういう歴史を持つものか、あるいは単に観光客目当てで新作されたものなのか、全く経緯はわかりません。

 『インド ミニアチュール幻想』は、このあたりの勉強をしようと思って購入したのですが、未読のまま…(毎度のことですが…)

 このインド出張は、そのときハルの担当していた製品の…簡単にいえば、クレーム対応だったのですが、そのストレスであるべき仕事そのもの以上に、インドの国そのものがストレスでした。税関での修理に必要な部品の持ち込みに関する手続きから、時間や約束にルーズなこと、通信状態の悪さ、街中の何ともいえない喧騒、高熱でふらふらで仕事したこと(インドとは関係ないか…)、外に出るたびに不自由な肉体を持つ子供達が群がり…、まだまだ残る身分制度…、帰国するまですべて辛いものでした。
 ただ、インドで心休まったのは、豪華で綺麗なホテルに滞在できたことと、インド料理が魅惑的だったということくらい…(涙)
 
 もちろん、このみやげ物を買おうとしたいくつかの店(ホテルの中の店も含めて)も、胡散臭そうで…つくづく、ハルには、インドは合わないな…と思いました。

 しかし、今、このブログ記事で、「辛いものでした」と書き、確かに辛くはあったのですが、どのように辛かったかということに関しては、上に書いた以上には具体的に思い浮かばず(笑)、どちらかといえば、ほのぼのと懐かしくこれらの細密画を眺めながら当時を思い出している次第です。
 お店の人たちとの、いい加減そうなことを言われて、疑ったり感心したりしたこと。その店まで連れて行ってくれたタクシーの運転手のこと。その運転手には、このような土産物屋ばかりでなく、食事にもストリップ小屋(カフェ?)にも連れて行ってくれたな…とか色んなことを思い出してきました。食事ではタンドリーチキンが絶品でした。運転さんが食べた後には骨のひとかけらも残っておらず、どうしたのだと不思議に思い、ストリップも、なんというか、踊り子達はトップレスにしかならなくてがっかりしたこと(笑)
 
 クレーム処理もそれなりにして、まあ楽しくはなかったが思い出深い出張だったということなのでしょうか…。