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まいなー読書



黄金姦鬼 宇野鴻一郎


ここ、前々から書庫を作ってはいたのですが、なかなか記事を書けずに本が溜まりっぱ。
「まいなー読書」は何かというと、amaiがHaruの持っている売れ残った本を読んで、ウダウダ言うコーナーです。
新本を読んでしまうと新本でなくなってしまうので、あくまで古本に限って。
しかも「売れ残って」いるのですから、かなりの少数派、殆ど誰も見向きのしない、
ぱ~っとしない、忘れられた、様な本読みです(^^;)・・
流行の新本が読みたい~と言う思いを秘めて綴っていきます。


いろいろあるのですが、とりあえず宇野鴻一郎さんの「黄金姦鬼」をまず読んでみました。
この方今回初めてでした。
読むまでは、「鬼」でもでてくる幻想物かと想像していたのですが(^^;)まったく違った・・
☆宇野鴻一郎☆
それにしても沢山作品を書かれていらっしゃいます。
官能小説と多くは分類されているようですが、「黄金姦鬼」はそれほど(?)官能的と言うより・・・はい、
確かに、帯にあるように異色小説でした。
表紙の中には上品な布色の装丁が隠れていました。薄い藤鼠色で光沢のある平織りの生地に金色のタイトル。
http://proxy.f3.ymdb.yahoofs.jp/users/44d99ed1_16b68/bc/95c0/__sr_/560c.jpg?BCpVp5KB8cUG8.h_
扉はどなたのイラストでしょうか?かわいいです。
http://proxy.f3.ymdb.yahoofs.jp/users/44d99ed1_16b68/bc/95c0/__sr_/4d6f.jpg?BCpVp5KBQAU0nFrg

次の四篇の作品が入っています。
*黄金姦鬼
*解剖室の夢魔
*べろべろの、母ちゃんは・・・
*渇望の祭り


美女に変装した学生の逸楽。解剖用死体置き場の女体を愛した男の欲望の怪奇・・・
悪夢のような性の悶えをダイナミックに描破した異色小説! (帯より)

*黄金姦鬼 は「光クラブ」の女装版チックなお話。
*解剖室の夢魔 なんとなくホラーで漫画にでもなって欲しい雰囲気。丸尾末広さんの絵で(笑)
*べろべろの、母ちゃんは・・・ 一番印象深かった・・感触がリアルでちょっと怖いオチ。
*渇望の祭り ホストクラブのお話です。

印象としては、かなりきっちりとしたオチが付いていた事、それが妙に納得できました。
この様な明るい?深刻に終わっていない感じの「異色」は大歓迎でした。
とにかく「べろべろの、母ちゃんは・・・」が気に入ってしまいました~こんにゃく作りをしてみたくなりました(笑)~