さて、新渡戸稲造。旧五千円札の肖像で有名ですが、この新渡戸稲造も初期台湾統治に貢献をしています。彼は、著名な『武士道』を著わして後、後藤新平に請われて、台湾総督府に赴任しています。サトウキビ栽培の指導にあたり、台湾の製糖業振興の最大功労者となります。
台湾の李登輝元総統は、この新渡戸稲造の著者にを愛読し、その多大な影響のもとに京都帝国大学で「農業経済学」という学問分野に進もうと決意されたといいます…。李登輝元総統には、『「武士道」解題 ノーブレス・オブリージュとは』（小学館文庫）という著書まであります。