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シャーリイ・ジャクスン『山荘綺談』(1959年)


シャーリイ・ジャクスンの書庫が空であることに気付きました。手抜きですが、以前、掲載した文章を転載いたします。

シャーリイ・ジャクスン『山荘綺談』(1959年)
言わずと知れた、幽霊屋敷ものの傑作。翻訳(ハヤカワ文庫版でしか読んでいませんが…)も優れているのが理由でしょうが、全編、得体の知れない恐怖に身震いします。文章の一行一行が鳥肌を立てさせる、という経験ははじめてでした。決して、残虐な場面が描かれているわけではないのですが、他では味わえない心理的な怖さがこの小説にはあります。
幽霊屋敷もののベストスリーは、この作品以外には、マシスン『地獄の家』、キング『シャイニング』と思いますが、やはり『山荘綺談』にはかなわないと考えます。