ティム・パワーズの邦訳は、早川文庫から出版されていて、『幻影の航海』(ファンタジー文庫)『石の夢(上・下)』(ファンタジー文庫)『奇人宮の宴』(SF文庫)『アヌビスの門』(ファンタジー文庫)が全てだと思います。新刊書店では入手が困難かもしれません。私は、例によって全冊持っていますが未読です(汗)
本書、Last Callは、本邦未訳です。世界幻想文学大賞受賞作。
先日のクーンツ『ビーストチャイルド』と同じく、Charnel Houseという出版社から1992年に刊行されました。ティム・パワーズの本としては極めて貴重かつ美しい装丁の本です。限定26部の、レタードエディションで著者の署名入り。
装丁は、緑色の総モロッコ革装でタロットカード貼付け、フラミンゴ・ホテル(皆さんご存知のラスベガスにある老舗のホテルですね…)のポーカーチップが二枚嵌め込み、背は題名・出版社名の箔押し、見返しは未裁断の一ドル紙幣のシート(!)、限定記号・サインのあるシートはこれも未裁断の二ドル紙幣のシート(!!)それに限定記号が印刷され、銀色ペンで署名、さらに二ドル紙幣の切れ端の「しおり」付…という非常にユニークなものです。イラストは、以前にも出てきたJ.K.Potter、タロットカードのデザインは、Peter Richardson。
先日のクーンツ『ビーストチャイルド』と同じく、Charnel Houseという出版社から1992年に刊行されました。ティム・パワーズの本としては極めて貴重かつ美しい装丁の本です。限定26部の、レタードエディションで著者の署名入り。
装丁は、緑色の総モロッコ革装でタロットカード貼付け、フラミンゴ・ホテル(皆さんご存知のラスベガスにある老舗のホテルですね…)のポーカーチップが二枚嵌め込み、背は題名・出版社名の箔押し、見返しは未裁断の一ドル紙幣のシート(!)、限定記号・サインのあるシートはこれも未裁断の二ドル紙幣のシート(!!)それに限定記号が印刷され、銀色ペンで署名、さらに二ドル紙幣の切れ端の「しおり」付…という非常にユニークなものです。イラストは、以前にも出てきたJ.K.Potter、タロットカードのデザインは、Peter Richardson。
しかし、紙幣を装丁に使うというのは微妙ですね。偽札を作るわけにはいかないから本物でしょう…番号が同じだけど…(注1)造幣局からお土産用商品として売り出しているのは知っていましたが…。二ドル紙幣は見たことがない方が多いかもしれません。流通量が極めて少ない「幻の」(大げさですが)紙幣です(笑)
ちなみにJFKの肖像の50セント硬貨というのも稀少です。見かけるのは、それこそカジノのスロットマシンくらいでしょうか。
ちなみにJFKの肖像の50セント硬貨というのも稀少です。見かけるのは、それこそカジノのスロットマシンくらいでしょうか。
(注1)調べてみたらアンカットの場合、紙幣番号はは同じなんですね。