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ジャクリーン(ジャッキー)・ケネディ・オナシスの自筆署名


写真はジャッキー・ケネディの自筆署名入り書簡です。

一時、ケネディ関連ものを集中して蒐集しようと、eBayオークションなどで探していたことがありました。現在、このブログに掲載してるものは、ほとんどこの時期に入手したものです。

その間、いろいろトラブルはあったのですが、全般には比較的順調でした。以下はトラブルの中でも最大の、ジャッキーの偽署名事件体験談です。実際に事件になったのかどうかは確認していませんが。

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5年ほど前になるのですが、あるeBayのでの有名出品者(在・米国。プロ顔負けの質量を誇っています)がいて、その人が、JFK並びにジャッキーの書籍あるいはその特集を組んだ雑誌に、ジャッキー・ケネディの署名が入った品物をまとめて仕入れたのでしょう、何点か続けてオークションに出品していたことがありました。
私は、そのとき入札をして、時期をずらして、2件ほど落札をいたしました。特集雑誌とジャッキー関連本だったかと思います。一冊に複数のサインが入っていて、当然のことながら本物であったら素晴らしい本といえるでしょう。

ところが、届いた品物に記されていたサインは、上の写真、及び次のリンクにある写真、


に似ていると言えば似ていますが、雰囲気が違いました。
あくまでも直感でしかなかったのですが、心配になったので、出品者に問い合わせました。この時点で、当然、出品者の対応で流れが変わるので、最悪の場合は高い授業料だと思わざるを得ないかな、と覚悟をしての連絡です。私も写真を見て購入をしているので、納得ずくで購入したのではないかと開き直られたら難しいところでした。
ところが、この出品者はクレームをつけられてプライドを傷つけられたと思ったのか、まともに対応してきました。
その際の出品者の言い分は、

(1) JFKライブラリの関係者(誰か忘れた)の保証書があること
(2) 出品者が一括購入した相手は、ジャッキーから直接サインをもらったものだと言っている
(3) これまでに同様の品物を落札された方からは、クレームが出ていない

ということでした。そしてその保証書(入手した品物一式についていたレター。それも「ジャッキーの署名を久しぶりに見て懐かしい思いをした…」のような内容で決して「真筆である」と断定しているようなものでない。考えてみればJFKライブラリには関連の品物が数多くあるはずなのに、懐かしいとは何事…)をメール送付してくれました。でも、私は、頑張って、

*この(1)~(2)に関しては、誰が見ても間に仲介者が入っている限り、つまり、この出品者が証明をもらったり、サインをもらったりした当事者でない限り、誰も真実の証明ができないこと、
*それと典型的なサインの例を添付して、このような「かたち」のサインが送っていただいた本の中には一つも見られない、全部同じで典型的な要素(このときは、具体的に違いを示せなかったが)が一つもない、
*貴方も古書業界に身を置いているのならば、素人目の私にもわかることが、どうして理解できないのか(と偉そうに言う私も、具体的にどこがどう違うのか示せるわけでもないのですが…)
*貴方もだまされたのではないか、一度、購入先を調べた方がよい、

というようなことを言いましたが、出品者は同じ言い訳を繰り返すばかり。電話もしましたが、埒があかない。

仕方がないので、知り合いの自筆もの専門業者に連絡をして、このサインをどう思うか、相談をかけてみました。その古書店主からのメールが見つからないのですが、確か、

「普通はこの手の鑑定は写真では行わない、実物を見て行うのなうが鉄則である。その出品者から依頼があれば、所定の料金で鑑定しても良い。でも、そのなんとかいう業者は聞いたことがない。明らかに素人であり、君もそんな人から買わないほうが良いよ。このサインについても明らかに本物ではない。細かいことは言えないが、たとえば、Kenndyのyのたて線はこのサインではやや左よりであるが、通常、ジャッキーのサインの場合は、垂線よりやや右側に来るのが特徴である(Jacquelineのqも同じ特徴あり)…云々」

という返事が返ってきました。この古書店主の了解を得て、メールの抜粋と必要ならば鑑定してくれる旨の連絡をこの出品者にしました。
出品者の彼は、この古書店主とやり取りをし、疑念を持ったのか、その購入先にも連絡をしたようです。というのは、その後、その出品者の購入先の人物から、メールが送信されてきました。

出品者が言っていた内容を繰り返し、品物が間違いのないこと、それをお前が余計な疑いを持ったためにあらぬ嫌疑をかけられている、訴訟も辞さない…というメールでした。

日本でアメリカから訴えられたらどういうことになるのだろうか、とこんなクレーム止めておけばよかったと思ったものでした。挙句の果ては、古書店主からは、「大変なことになっているので一旦身を引く」、とか、「ケネディものは、JFKであれ、ジャッキーであれ、ややこしいものが多い。偽物が氾濫していると考えて注意すべきである。また、その中にはJFKの代わりに周囲のものが似せてサインをしたりする偽の本物と言うものも存在するので、一般的には手を出さないほうがよい。特にオークションなんてもってのほか…」と忠告されるし…。

孤立無援、万事休すか!

と思っていたら、出品者から連絡が入り、その購入先には警察が介入することになった。私ももう一人の被害者とともにその相手を訴えるつもりだ…。本はすぐに送り返してくれ、返金でも別の品物とでも交換する…ということでした。
その当時、3巻ほど出版されていたパリーポッター(著者署名箋が入っている)に交換してもらいました。(今、転売して手元にはありませんが)

よくよく考えてみたら、訴訟による果実というものもある訳で…。何か適当に誤魔化された感じが否めない(笑)

日本に住んでいたらどちらにせよこんな程度なのかな…。出品者の彼は、ほとんど本職になったようで今でも頑張っておられます。

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この写真の書簡も、実はおかしいところがあって確認をする必要があったのですが、そのまま放置しています。さて、どこかわかりますでしょうか?(笑) (写真は、6月28日夜にアップしました。宛名はぼかしました)

ジャクリーン・ケネディ・オナシスのアパートメントは、ニューヨーク5番街1040番地にありました。