
本書、山藍紫姫子『アレキサンドライト』は、角川文庫より二月新刊として発売になりました。「1992年に白夜書房より刊行された単行本を大幅に加筆修正したもの」ということです。
この本は、いわゆる「耽美」小説に分類されるものです。私はもともと、グイン・サーガの第一回が雑誌に掲載されて以来の栗本薫=中島梓のファンでして、彼女の単行本、文庫本は発売されるたびに手に入れて読んでいたという時期がありました。従って、栗本さんが、この手のジャンルを書けば素直に読んでいるということもあって、「耽美」「やおい」とか「BL」など、一ジャンルとして存在することを思いもしませんでしたが、榊原史保美『龍神沼綺譚』などもそのときに購入しています。(この歴史に残る名作『龍神沼綺譚』の単行本、重刷は良く見かけますが初刷は貴重かも…)
ただ、山藍紫姫子さんは、一般には90年代ごろに出てこられた方だと思うので、名前は知ってはおりましたが未読でした。このたび、初めてその作品を読んでいる、というわけです。この主人公、「シュリル」の造型が素晴らしく、作者も言及されていますように、官能の「究極の理想体」というのも納得できます。
ただ、山藍紫姫子さんは、一般には90年代ごろに出てこられた方だと思うので、名前は知ってはおりましたが未読でした。このたび、初めてその作品を読んでいる、というわけです。この主人公、「シュリル」の造型が素晴らしく、作者も言及されていますように、官能の「究極の理想体」というのも納得できます。