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「陸軍の、乃木さんが、凱旋す…」-司馬遼太郎『殉死』初版・朱筆献呈署名入-


昭和42年に文藝春秋社から刊行された、『殉死』初版です。
朱筆の献呈署名が入っていて、明治天皇の大葬の日、妻の静子とともに殉死した乃木希典の生涯を描いた小説です。
『坂の上の雲』とともに、司馬遼太郎氏が乃木希典を描いた重要な作品となっています。現代の乃木将軍の見方というのは、ほぼこの氏のこれらの作品に影響されているのではないかと思います。
以前の、「司馬遼太郎」書庫の記事に、

「反司馬本とでも言うべき出版もにぎやかです。その類の本をこのところ続けて何冊か購入しました」

と記載いたしましたが、「日露戦争」の議論は、このところあまり活発でなく、NHKの『坂の上の雲』のドラマの企画もどこかへ消えてしまったような静けさです。
ただ、相変わらず、司馬遼太郎の著作は新装本、文庫本での再刊、増刷もあり賑やかではあります。NHK大河の影響もあるのでしょうね。

さて、乃木さんのことですが、敵将クロパトキンの名前のとともに、子供の頃から知っておりました…。
それは、次のような、乃木さんのしりとり唄によります…。

陸軍の、乃木さんが、凱旋す、すずめ、めじろ、ロシヤ、野蛮国、クロパトキン、キンタマ、マカロフ、ふんどし、締めた、高シャッポ、ぽんやり、陸軍の、…


先日のしりとりバトンを思い出させます…(笑)

地方によって、いくつかのバリエーションがあるようです。