これは、ロシアのお土産で有名な、マトリョーシカ人形です。木製の簡易人形で内部はくりぬかれています。その中に、いくつかのより小さな人形が入れ子になって収められています。写真は、1990年と人形に裏に年号が入っていますので、たぶんその頃(汗)の入手。空港などのみやげ物店ではなくて、モスクワのアルバート通りで作者(と思われる方?)からルーブル~ドルの公式ではない為替の魔術(意味不明-笑-)で、あってなきがごとき申し訳ない値段(数百円だったか)で購入したしました。このマトリョーシカは、6重の小さなものですが、とても気に入って以降大切に持っています。(澁澤さんだったか、こういう民芸調のものには一切興味がないようなことをどこかに書かれていましたが、私はどこか琴線に触れるものがあって好みます)他のものはお土産として里子に出してしまったなかでこのマトリョーシカとだけは15年一緒にいます(笑)
アルバート通りは、観光ガイド風にいえば「帝政ロシア時代の面影が色濃く残る」通りで、いわゆる歩行者天国(先ほどまで、「歩行者専用道路」と書いていました。そうではない、と思います。すみません)になっていました。道は、演説をする人、大道芸をする人、道路の両側には観光客目当ての特色ある土産物を売る人、などなど当時もとても賑やかな通りでした。
アルバート通りは、観光ガイド風にいえば「帝政ロシア時代の面影が色濃く残る」通りで、いわゆる歩行者天国(先ほどまで、「歩行者専用道路」と書いていました。そうではない、と思います。すみません)になっていました。道は、演説をする人、大道芸をする人、道路の両側には観光客目当ての特色ある土産物を売る人、などなど当時もとても賑やかな通りでした。
(注)上に「澁澤さんだったか」と曖昧に書きましたが、出所は、『少女コレクション序説』(中公文庫)の中の『人形愛の形而上学』と言う論考でした。「民芸風な郷土人形にはまったく関心がないし…」という文章が冒頭にあります。そりゃ、ベルメールや四谷シモンの人形があれば、幸せなんでしょうけど…(笑)
この本には、表紙及び口絵が四谷シモン氏の人形の写真になっています。また、『ベルメールの人形哲学』といったエッセイも収録されています。
この本には、表紙及び口絵が四谷シモン氏の人形の写真になっています。また、『ベルメールの人形哲学』といったエッセイも収録されています。