映画KING KONGが公開されていますが、かつて、この先代のキング・コングと戦ったゴジラがいました(^_^) 写真は、映画『キングコング対ゴジラ』(1962年公開)に出てくるゴジラ、いわゆる『キンゴジ』のキャストキット完成品です。酒井ゆうじ原型。全高は25センチくらいです。映画の宣伝用スチール写真を元に造型されました。
映画館ではじめて見たのは、この次の作品『モスラ対ゴジラ』からだったと記憶しています。この当時はまだまだ日本のどこにでも映画館があった時代で、私の育った街でも二軒の映画館がありました。家からほんの数十メートルのところにも映画館があり、その前を通って小学校に通っていたものです。
力道山の映画(タイトルは調べればわかるのでしょうが…)で額から血を流したポスターだったか看板に引きつけられ、怪獣映画のスチールを欲しがったり、総天然色という言葉を覚えたり、不在の父親を映画でも見ているのだと思い、チケットも買わず映画館へ探しに入ったり、そのときの窓口のお姉さんがそういう変なやつにも親切であったこと、映画館の向かいにある床屋さんでは「大人しくしていれば、ゴジラ映画のチケットの割引券をあげるから…」と言われたり、妙に懐かしく思い出されます。
力道山の映画(タイトルは調べればわかるのでしょうが…)で額から血を流したポスターだったか看板に引きつけられ、怪獣映画のスチールを欲しがったり、総天然色という言葉を覚えたり、不在の父親を映画でも見ているのだと思い、チケットも買わず映画館へ探しに入ったり、そのときの窓口のお姉さんがそういう変なやつにも親切であったこと、映画館の向かいにある床屋さんでは「大人しくしていれば、ゴジラ映画のチケットの割引券をあげるから…」と言われたり、妙に懐かしく思い出されます。
それが、いつの間にかTVの普及とともに閉館、取り壊され、跡地が駐車場になってしまいました。この私の育った街も、年々寂しくなり、「特急」停車駅のはずが、いつの間にか停まらなくなり、更には無人駅となりました。駅前に古い大きな料理旅館があり、その迷路のような広い家で遊ばせてもらったり、大学時代はその一緒に遊んだ子が大学受験ということで家庭教師でお邪魔したりしていましたが、その格調ある建物も取り壊され、一戸建てもおしゃれなつくりになりマンションも建ってはいるものの、この街自体古く歴史がある完結した小さな商業地域であったものが、単なる一住宅地エリアに過ぎなくなり、活気がなくなってしまっています…。
なお、上の二枚目の写真は尾びれのアップです。ゴジラ映画共通ですが、これが青白く光った時に感じる怖さが素敵でした。