
久々の更新です。本書の作者、ジャックケッチャムは、俳優・教師など種々の経歴を経て『オフシーズン』にてデビューをした作家です。日本ではほとんどの作品が扶桑社より刊行されていて、『隣の家の少女』で大方の注目を浴びました。『隣の家の少女』刊行直後の反響は半端でなくて、かつてこの手の作家(たとえば、レイモンだとかレイ・ガートン、ポピー・Z・ブライトなど)のファンサイト上での掲示板でも大きな衝撃を持って語られていました。監禁された少女に対する暴行シーンが執拗に描かれ「読み続けるのが苦痛な」小説として…。
と書くと単純に残虐なだけの小説かといえばそうでなく、その我々が感じる恐怖という感情、苦痛とは何か、根源的な問いかけがここにあると思います。
と書くと単純に残虐なだけの小説かといえばそうでなく、その我々が感じる恐怖という感情、苦痛とは何か、根源的な問いかけがここにあると思います。
未読の方は、是非とも「覚悟して」どうぞ(笑) 体力・気力が充実しているときに…。
『黒い夏』は、6月刊行だったのですが、先週末気付いて購入しただけで、未読で記事とは関係ないですね…。