レム睡眠とノンレム睡眠 | 株式会社パフォーマンスアカデミー

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院長の山下圭です。

いつも内容がマニアックですみません。

できるだけカラダのことを知ってもらいたくて書き続けています。

今日もお付き合い下さい。

<睡眠の起こる仕組み>
―2種類の睡眠(レム睡眠とノンレム睡眠)―

大脳の発達が著しく恒温性を確立している高等動物では、レム睡眠とノンレム睡眠が分化し、それぞれが異なる役割分担をしています。

これらの2種類の眠りが巧みに組み合わされ、それぞれが別々の役割を担当しながら、睡眠の状態は時間的にも内容的にも極めて動的に構成されています。
レムノンレム

レム睡眠とは、急速眼球運動(rapid eye movementの頭文字REMからレム)を伴う睡眠という意味で名前がついています。

体は弛緩していてぐったりとしている、脳は覚醒に近い状態になっていて、閉じた瞼の下で眼球がきょろきょろと動いている状態です。

この時はほとんど夢を見ています。また筋の弛緩は、レム睡眠中は脳が活動するために、生体がそれに反応して危険な状態にならないためのシステムと考えられています。

ノンレム睡眠とは、レム睡眠以外の眠りという意味で、一般的に安らかな眠りをさしています。浅いまどろみの状態から、ぐっすり熟睡した深い眠りの状態まで、脳波をもとに4つの段階に分けることが出来ます。

睡眠段階

このような一夜の睡眠は一様ではなく、健康な成人では、これらの2種類の性質の異なる眠りが約90分の単位を作り、それがいくつかまとまって、一夜の睡眠を構成しています。

このとき最初の寝入りばなを含めて全睡眠の前期(最初の2単位ほど)に、極めて質の良い深い眠り(余波睡眠)が、まとめて出現します。

以後は浅いノンレム睡眠とレム睡眠の組み合わせとなり、時間経過とともにレム睡眠が増える状況となります。

質の良い眠りには規則正しい生活リズムが必要なんですよ。


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