どうもPerformance improveのMakotoです😁


前回のRENA選手の分析では『体が左へ傾き、胸郭は右へシフト、左の腹斜筋を求心性収縮で締め込み、右の腹斜筋はブレーキ作用として働いている可能性がある』まで解説していきました。


今回は上半身が何故そのような事になっているのか…?


分析結果を解説します。



まずこの写真を見て何が観えますか?

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僕が気になるのは、左右でお皿の向きが違うこと。

明らかに左の股関節は内旋していて、お皿が内側に向いています。



これは試合中のRENA選手の1シーンです。

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お皿は真っ直ぐ向いてるじゃないか…


と思われた方も多いと思いますが、人間の体には運動の連鎖というものがあります。

股関節が内旋すれば下腿は外旋します。



膝から下に注目して見ましょう。

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下腿はやや外旋、足部外転しています。

つまり、見た目上は膝は真っ直ぐ向いているようでも、膝から下の関係は内股ということになります。


この状態では足関節(距体関節)は外側で入り込みが強く、内側は入りきってない状態になります。


その証拠に、左の外くるぶし付近の皮膚のみにシワが寄っています。内側にはありませんね。

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おそらく、左の母趾の動きも硬いと思います。

これでは床反力作用線と各関節のズレが生じてしまい、うまく体重を乗せるこたができません。


試しに膝を内側に入れた状態で片足立ちをすると分かります!

必ず膝が内に入ると体は右に倒れます。

そのため上半身はバランスを取ろうと左に傾きます…



勘のいい人は気づいたのではないでしょうか!?


RENA選手は左脚で踏ん張るときは内股となり、不安定な状態を補うため左の腹斜筋で締め込みます。

そうすることにより、体を左へ側屈させる姿勢戦略をとっているのだと思います。


つまり、左脚よりも右脚の方が安定しているということになります。


ちなみに、RENA選手の他の試合の写真も左股関節内旋・左下腿外旋ですね。

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次回のPart 3(完結)は実際に重心の位置をもとにどのような動きのパターンを取っているのか、浅倉カンナ選手のタックル時に何が起きていたのかを解説します。



※あくまでも個人の一分析であり、誹謗中傷ではありません。