どうもPerformance improveのMakotoです✌🏻
RENA選手の分析 Part 3 完結編
Part 1.2の内容をまとめると、膝が内側に入り、足部が外転し、内に向いた右下肢の質量の帳尻を合わせるように上半身は左へ側屈させてバランスをとる。左の腹斜筋部の影が締め込んでることを表している、でした。
Part 3では、重心の位置と右脚についてです。
次の写真では何が見えるでしょうか?
(腹斜筋以外で)
微妙なところで分かりずらいですが、胸郭が若干右へシフトしています。
人間の重心は胸郭のシフト側に移動する傾向にあります。
つまり、RENA選手は右にシフトしているので右脚への荷重量が左よりも多い可能性があります。
RENA選手の試合前直前のハムストリングスのストレッチの1シーン🎞
右の下位胸郭が外に突き出していますね!
これを外方化と呼びますが、胸郭が右にシフトしていることを意味します。
試合中の左脚が前の時と右に脚が前の時の重心位置の違いです。
右のが前だろうと左が前だろうと必ず右脚の方は上半身が乗りにいっているのが分かります。
もし浅倉カンナ選手が左脚が前の時にタックルを行ったとしたら、必ず右脚を軸に左脚を素早く引いて逃げれるます。実際に、左脚が前にある時は全てタックルは交わされています。
これは常に体重が右に乗っているので、重心を移動させる時間をゼロに出来ます。
だからRENA選手にとっては容易に交わせます。
しかし、スイッチして右が前になった途端、右から左への体重移動する時間が必要となり逃げるのにワンテンポ遅れます。
これが実際の一本を取る前のタックルシーンです。
RENA選手が右脚を前にスイッチした時、浅倉カンナ選手のタックルが開始されています。
RENA選手は右から左へのと体重移動後に右の脚を引いています。ここでタイムロスが生まれています。
そして、不安定要素のある左脚へタックルが決まりました。
色々と解説してきましたが、全ては動作観察に過ぎません。
実際に自分の担当している選手であるならば、こういった動作を予め観察しておき、実際のマイナスポイントと体の状態が一致しているかをベット上で評価し診ていく必要があります。
観察だけでは確実なことは言えません。
常に観察とベット上評価はセットでやることで正確な分析と言えるのです。
延いてはそれが選手のパフォーマンス向上に繋がるのです。






