中3の長男の内申点は、公立トップクラス(全科目)、国立トップクラス(副科目)を目指す上で、ほぼ平均〜少し上くらいのイメージです。特別良くは無いけれど、悪くは無いから後は当日次第というところです。


受験生は内申点に一喜一憂してしまいがちだと思いますが、個人的に思うことは以下のようなところです。


(1)内申点は不公平なものなのか?

①理論的には通う中学校を選べる

・極論すると公平だと思っています。住む場所を選べ、ゼロからのスタートは皆んなが一緒です。

・内申が厳しい中学校は嫌だと思えば、引っ越せば良いのです。

②一応、学校内では同一のルール

・内申を取りやすいタイプの優等生か、学力は高くとも先生から受けが悪いのか、という点も、内申点のルールに乗っ取ったゲームの点数を競っているだけです。

・そのルール自体がおかしいのではないか、という点はさておき、同一のルールの下でプレーしているという点では公平ということになります。

③現実的には不公平ながら、文句を言い続けていても詮無い

・実際には、簡単に引っ越せないですし、通える学校を選ぶことも簡単ではないです。現実的には不公平になってしまうということは理解しつつも、「不公平である」と言い続けても生産的では無いように思います。公立を受けないなら捨てる、大幅に劣後しない程度に頑張るなど、割り切れば良いと思います(実際にはそう簡単に割り切れるモノでは無いと理解しています)。


(2)内申点が取れるからすごいのか?

①先生主導のルールでのゲームは、社会に出ても同じようなもの

・社会に出てからも、理不尽な上司から、公平かどうか良く分からない評価をされるかもしれません。そういう上司からも評価されるにはどうしたら良いのか、内申点もこの問題に近い気がします。上手くやっていく能力です。

②ゲームの中で頑張れることは凄い

・また、生徒会活動、部活動などや、副教科を頑張る人もいるでしょうし、内申が良いということは、ネガティブではない、寧ろポジティブだと思います。

③内申が取れなくても気落ちする必要無し

・但し、逆に内申が取れないことがネガティブとは思いません。先生にも物申すタイプは毛嫌いされて、内申が悪くなるかもしれませんが、立派です。先生のYesマンになることで内申が高くなることが必ずしも良いわけではないと思います。

・会社は合わないと思えば辞められますが、中学生は簡単に転校できないですし、割り切るしかないということです。


(3)内申点は誰のためのものなのか?

①生徒のため

・きっかけはイマイチでも、内申点があるから頑張ろう、と思うことも、そして何か行動に移すこと、実績を出すこと、など、成長のきっかけになることもあると思います。

②先生のため

・内申を振りかざして、生徒が先生の言うことを聞きやすくする、逆らえないようにする、というような側面も無くはないかと思います。

③評価基準が曖昧

・基準が不明確であるため、納得感が無く、結局、先生のためのものとか、不公平とか感じられるのでしょうか。


(4)内申点はあった方が良いと思っているか?

①コンセプトとしては、あっても良い

・ゲームとして考えれば、生徒が頑張ろうとするきっかけ、動機づけになるように思います。

②評価基準が曖昧なら無い方が良い

・テストの点数、提出物、授業態度(評価するなら授業中の発言回数)など、可能な限り、客観的な基準が出来ると良いのだと思います(大学などならこう言うことかと)。

・もう少し恣意的ではない基準が作れないなら無い方が良いのではと思います。

③今のままなら害になる懸念もあり

・先生による恣意的な評価のため、先生に慮るような生徒を作るための内申制度であれば、基本的には無い方が良いです。

・寧ろ、出る杭になることや目立つことを避けるような傾向に繋がるのでは無いかと思います。

・それが積極的な発言をしない、減点を避ける、ということになると、本当にこのような教育で良いのかと思います。だから、大人になった時に、アイデアを生み出し、実行することが出来なくなってしまうかもという懸念です。

・集団でモノを作ることが求められていた時代には良かったのだと思いますが、変化が激しく、その中で創造的な仕事をしていける人を育てていきたいのであれば、内申制度は止めるのか、評価基準を明確にするのか、何か考えた方が良いのではと思います。


結論としては、先生のための内申制度に思えるので、無い方が良いですし、それをベースにした教育によって、(これに従わないといけないと思ってしまうとリスク回避志向になるなどして)人格形成に悪影響すらあるかもと懸念しています。やや極論ですが。


従って、現状では、適度に、上手く、中学校生活に張り合いを出していこう、くらいの心積りで付き合うのが良いのでは無いかと思います。