つづき…

 

 

私:これで、最後のキスにしよう

 

 

なんで?

どうしてこんなことを言ったんだろう。

自分でも分からない、望んでないことなのに。

 

いやだ、終わらせたくない…

たぶん好きだよ、セリーナのこと。

なのに、なんでこんな言葉…

 

 

セリーナ:いや、落ち込みたくない(からキスしない)

 

私:落ち込んで。思い切っり落ち込んでみせてよ。

 

セリーナ:それ、ヒドくない!?…メンヘラ好き!

 

私:ヒドいでしょ、知ってる。

 

 

 

 

私:ねぇ…1回だけキスして終わりにしよう

 

 

私は自分に聞きたい。

どうしてそんなに最後の1回にこだわったのか。

 

どーしてもセリーナとキスしたかったの?

最後にならない自信があったの?

セリーナを苦しみから解放してあげたかったの?

それとも、

自分が思いっきりハマって最後に傷つかないよう

自分が終わらせたかったの?

 

 

それでも心のどっかで、

お願い!やっぱり終わらせないで!

 

そう思っていたと思う。

 

 

セリーナ:今日はイヤ。今日じゃない…

 

 

私:なんで?じゃいつ?

 

 

セリーナ:わかんない…

 

 

 

なんでセリーナは罪悪感あるって言ってキスさせてくれないのに、

この関係を終わらせないんだろう。

どうして…?

 

この時、セリーナがキスを断ってくれて本当によかった。

まだ終わってない。

 

 

 

なにもしない夜。

 

セリーナ:手…

 

私たちは手だけつないで2人で天井を見てた。

 

 

それでも幸せだよね。

 

 

 

 

しばらくして、セリーナが話しはじめた…

 

 

セリーナ:禁欲してるけど…

近くに魅力的な人がいると、そばに居たくて、性的にも惹かれちゃうよね…

 

 

私:そうなんだ、そんな人いるんだね〜

…ダレ〜?

 

 

私だといいなって思った、けど、違うだろう…

チャラ子・セリーナはまた他の人に恋をしそうになってるんだと思った。

だから期待はしてない、いつもこういう期待は裏切られるから苦笑。

 

そしたら、

 

セリーナが私の首から腕を回して、頭をポンポンって…

 

 

 

セリーナ:ここにいるよ…

 

 

こんなこと言われてどーすればいいんだろ。

 

キスはできないしさ〜(ㆀ˘・з・˘)

 

 

 

次の日、寝てるセリーナのおデコにキスだけして、

セリーナの家を早めに出た。

 

 

鍵を外から閉めて、中に静かに入れた…

けど、チャリーン♪

 

うわっ!起こしたかも…。

 

 

家から10メートルくらい歩いたところで

セリーナがドアを開けて、手を振ってた。

やっぱり起こしちゃったみたい…

 

手を振り返して、メールをみると

 

セリーナ:いってらっしゃい

 

ってLINEが入ってた。

 

嬉しいな、こういうの。

 

でも、頭ん中ぐるぐるしてる。

セリーナの”今じゃない”って言葉。

 

 

 

はぁ…

セリーナに対するセクシャルデザイヤーが抑えきれん…。

 

タチの私でも、セリーナ相手ならリバになれるかも!?

女の子で初めて、攻められてもいいかなって思える相手。

こんなのは初めてだからちょっと自分でも驚く。

 

 

そして、知れば知るほど趣深い人、セリーナ。

 

ダメなところもどんどん好きになる。

愛しくて可愛くて繊細で守りたくなる。

 

かといって、たまに甘えさせてくれる。

ダメな私も知ってる。

話もけっこう合う。

 

魅かれないワケがない。