今日のセリーナは異様にごきげん。

いいことがあったに違いない。

 

ま、そりゃ私のことではないな

期待をもっちゃいけないな。

 

 

突然、

 

セリーナ:あおいさん、ティッシュもってませんか?

 

私:ありますよ〜、はい。どうしたの?

 

セリーナ:靴擦れしちゃって…

 

 

みると普段より可愛いヒールの靴、履いてる。

 

なるほど…

今日は可愛くキメてるから、

仕事の後、どこかにお出かけするんだろうな…。

 

まぁいいや、今日は私も女子会があるから、

セリーナをお誘いできないし、

セリーナより早めに会社でなきゃ…。

 

 

というか…

私たち、もはや、現在、

会社で微笑み合うだけの仲。

 

はやくプライベートで会わなきゃ、

本当に疲れが溜まってしまう!!!

って、いつの間にかセリーナが巨大なオアシスになってるし。

 

なのに消えてきそう、

オアシスがdry outしそう…。

 

うううううう…

 

女子会の途中、我慢できなくなって、

キタジマ君と3人で近日中にある祭に行かないかメールをしてみた。

 

 

セリーナから、未だ返事来ず…。

おそらく、今夜は遊びまくってるんだろう。

 

あ〜〜〜〜ん。

 

 

あぁちなみにセリーナは若かりし頃(今も若いけど)、

ちょマブな業界人だったようだ。

 

こんな関係になる前にセリーナから

「XXXXXXXXを調べてみて」って言われてたけど、

あんまり興味なかったから調べなかった。

 

関係を持った後、しばらくしてから調べてみた。

そこにはステージでカッコよく笑顔でプレイしてるセリーナがいた。

 

自分と重なるなー。

この時のセリーナ、輝いているように見える。

 

でもアーティストは誤魔化すのがうまいから、心にどんな闇を抱えてたのか分からない。

 

いえば、業界にいた元カノ達も外では輝いてた、スポットライトを浴びる私も外では超〜輝いてた。

 

でも内心はいつも不安で、とんがってて、うまくいかないことを人や環境のせいにして、心が全然平和じゃなかった。

 

今の方がハートは安定してる。

 

だから、なんか自分と被っちゃって、そんな映像の中の若いぴちぴちセリーナを見ても、なんかすごく惹かれるワケじゃない。

 

どっちかというと、生きてきた重みが顔に出てる今の方が好きだ。

 

でもねー、最近、セリーナの笑顔みてないから

それをみてセリーナの笑顔思い出してる。

変態あおい。

 

 

どうしたらもう少し信頼してもらえる関係になれるんだろう。

幸せだなって心から穏やかに微笑んでほしいな。

 

 

あー、でも自分のことも心配しなきゃ。

私も少しアーティストってやつだったけど、

またはじめるのはいろいろ面倒だな〜。

 

私の昔を知ってる人、ましてセリーナも、今やただの”会社員あおいさん”に心から惹かれるわきゃない。

だって、こんな自分に自分自身が惹かれないから。

 

 

まずは英語の感を取り戻そう…

猛特訓だ。

 

それから、

何か仕事で目立ったこと、

やりたいことをするべきだな。

カッコいい曲をつくればいい?

何かで成功すればいいんだよね?

 

私が好きになる女とその周りは

毎回、私に高いハードルを与えるんだーーー。

 

やっぱり人生、

少々無理して頑張らなきゃいけないんだな。

 

きっとそんな星の元に生まれたんだ。

ハッピーだけど、

恋愛に関しては人生が異常に厳しすぎる。

 

 

 

 

そんな夜中。

 

セリーナからLINEが来た。

「お祭り行こーよ!」

ノリノリだった。

 

 

めっちゃ嬉しい!まだ避けられてなかった〜!?

「もちろん!」と返信した。

 

その返信からまもなく1日。

まだ既読にならんわい。

本当、よくわからない子。

まあ、負担にならないようにいよう。

 

そして、私はがんばれることを、今、がんばっとこう。

いつかに繋がるはず。