結月花ちゃんと連絡を控えて1週間。
すっきりした気分ですごせてた、
よかった〜これくらいの距離は必要だなと思ってた。
ある暑い日。
私は考えゴトもしたくて、電車にのって一人で買い物に行った。
その日はセリーナも休みっぽくで、なんとなくセリーナと偶然会えたらな〜
…なんてものすごい運命的な淡い期待…というか妄想をしてた。
そんな時…。
バッタリありえないタイミングで出会ったのは…
結月花ちゃん!
なんで!?
なんでこのタイミングで、ここで会うの!?
嘘じゃないんです。
本当に会ったんです、ものすごいタイミングで。
5秒…いや3秒、世の中のタイミングがずれてたら会わなかった。
若干、運命に恐怖を感じる。
そして…バイバイしてしばらくしたら、
”運命だね💕”
ってメールが来た。
”ははは、そうかもね”
と絵文字も使わずに返した。
その返事の仕方に自分でも、
「ああ、私、変わったな…」
と気づく。
そして、ラインのやりとりをして、前回、最後にあった日の夜に予約して、
キャンセルしていた高いディナーに再度行くことになりました。
私の奢りでね。
どうしてこういうタイミングで物事って起こるんだろう。
自分が恋して追いかけてる時じゃなくて、
離れていこうとした時、あるいは他に気になる人ができた時。
少し普通の友達くらいの距離感にするために離れようと思っていた矢先に。
よくわからないな〜この宇宙のシステム。
結月花ちゃんのことはこれからも
友達として大切にしたいと思ってる。
けど、友達以上のことはしないってだけ。
だから、この食事を奢るのもこれで最後。
特別な日のプレゼントも人並みの金額にさせてください。
女に使うお金を、私は家族に送ってあげたい、
それか未来のハニーのために貯蓄したい(笑)
セリーナ!
セリーナとは何か特別なモノがあるのかな?
あるといいな。
今、セリーナの存在に特別な何かがあるとしたら、
お互いのアーティスト精神とか、結月花ちゃんにのめり込まないように制御剤になってるところかな。
でも、なにかもっと精神的なつながりがありそうな気がする。
ソウルメイトなの?
なんなんだろう?出会うべくして出会ったことには違いない。
でもさ、今、セリーナへの気持ちを手ばなしたら
セリーナともこういう不思議なタイミングでなにか起こるのかな。
でも、ダメだ。
思ったよりセリーナの存在が大きくなってて、
怖くて今は冗談でもはなれられない。